私は歌謡曲(ポップ、ニューミュージック)のなかで、長年、中島みゆきの恨み節にすっかりはまってしまっている(最近ではジャズボーカルの綾戸千絵ですが)。最近のフィーリングだけの歌に比べて中島みゆきの歌は声と言葉と音楽の3拍子が充実していて実力のほどが伺える。それが曲のアレンジを除いてすべて中島みゆき一人の手になることが驚きである。
まず中島みゆきのディスコグラフィーのうちアルバムを紹介しよう(ビデオ、LD、DVDなどは省く)。アルバムは主としてポニーキャニオンから、近年はヤマハから出されている。アルバム31枚(別編集の「大吟醸」、「大銀幕」を入れれば33枚)、シングル集2冊(5枚)が出されている。この中島みゆきの魅力コーナーは次の目次から出来ています。章をクリックして飛ぶことが出来ます。
中島みゆきオリジナルアルバム集より順に各曲の歌詞の構造、主題(さび、キーワード)、歌の音楽的要素(メロディー、調子)、コメントを1枚のアルバム毎に記述してゆきます。歌詞はすべての曲について最初からアップします。曲中の章番号はアルバム1)〜4)で振ってありますが、途中のアルバム5)〜20)まではほとんどが1番だけの長い曲になっています。そしてアルバム21)〜31)ではふたたび番号を振るようになりました。アルバム5)〜20)まではよく見れば音楽的には繰り返しなので番号を振るべき(振れるはず)かもしれませんが、ここは中島みゆき研究所の歌詞に従います。番号を振らずに自由に繰り返し部分を変化させてゆくことで自由を確保したかったのでしょうが、へたをすればだらだらの曲になります。クラシックでもそうですが主題動機の繰り返しで印象を強めリズムを獲得することができます。歌詞の内容にすれば対句にして活気とリズムをつけることです。歌詞と音楽主題の関係はこのように不離の関係にあります。この関係がうまくいって、自由でかつリズムのある曲は名曲になります。中島みゆきの歌にはこの関係がうまく統合されて曲の構成と言葉(詩)で名曲が実に多い。
1)歌の構造歌の構造については私のホームページの「漢詩」コーナーで述べたように、日本人は(あるいは私個人だけかも)基本的には漢詩のリズムによく似た構造を好むようです。歌詞の中の同じ言葉は同じメロディで歌われます。逆に曲の1番と2番では同じメロディで違う内容が歌われる場合があります。歌のいわゆる「さび」の部分は少なくとも同じメロディで同じ歌詞が繰り返されます。「さび」でその曲の印象がすべて決定され、口ずさんでもらえるかどうか(売れるかどうか)が決まるわけですから、作曲家・作詞家・歌手はその部分に生命をかけるわけです。中島みゆきは一人ですべてを兼ねていますから彼女の人生すべてがかかっているわけでしょう。また同じメロディで違う内容が歌われる場合、特に漢詩の対句の構造を取り入れる場合が多いようです。同じ内容ではつまらないので、わさびのきいたはっとするような反対語が採用されます。これによって覚えやすくかつ名調子が誕生するわけです。言葉を塊(文節)でとらえると、違う内容の文節を記号化して内容の変化と繰り返し(レフレインとも言います)の構造を追いかけることができます。たとえば,1番:a-b-c 2番:d-e-cという風にc文節が繰り返し(いわゆるさび)部分です。d-eがa-bの発展や言い換えになっている場合は変奏曲と同じa'-b'と見ることができ、またd-eがa-bの明らかに対句になっている場合はこれをa"-b"と理解することができます。中島みゆきの歌にはこの構造が顕著に発見できます。またこの構成法がマンネリになると定型化して面白みをなくします。この辺が歌詞の難しい所以です。
3)曲の性格・内容クラシック音楽でも池辺晋一郎氏が「バッハ、モーツアルトの音符たち」(私のホームページのクラシックコーナーでもリストに入れました)が指摘するように、音楽にはバッハのフーガに見るように厳格な構造を持つものがあります。主題音節をひとつの塊と見ると,曲はこの音節を何回か繰り返した後少しずつ変化した音節が現れます。モーツアルトが天才といわれるわけはこの変化が実に奇抜で美しいからです。曲が生きるも死ぬのもこの変奏にかかっています。バッハの「ゴールドベルグ変奏曲」はたった一つの短いテーマを31回の変奏曲で構成した天才の手に由来します。ベートーベンの「ディアベッリ変奏曲」もテーマと33の変奏曲で構成されます。中島みゆきの歌が覚えやすいのは(歌いやすいかどうかは音痴の私には分かりません)メロディの繰り返しが構造的でかつ自由だからでしょう。また中島みゆきの「恨み節」の歌を調子と言う観点で捉えると、短調に近いかもしれませんが、なかには飛びっきり上機嫌は曲もあります。上機嫌な曲を↑、典型的な恨み節を↓ストーリー展開を→と分類してみるのも一法かもしれません。
中島みゆきの歌の90%以上は失恋歌(すれ違い)です。彼女の生き方は知る気もありませんが、これだけ自分をいじめる歌(中には自虐的な歌もあります)を歌うのは、執拗な自己観察の権化(稀有の自己陶酔者)なのでしょうか。なかには言葉遊びや観念的な駄作もありますが、ほとんどの歌には優れた社会風潮観察が見られはっとさせられ納得させられます。たとえば「サッポロSNOWY」、「狼になりたい」などは私の心に残ります。また沖縄占領やペルー大使館事件など社会や日本人に対する鋭い風刺が見え隠れします。
最後に中島みゆきの言葉使いはやや変則的で、コンピュータから「間違った綴り方」と叱られますが、そこは趣旨を生かしてそのまま記載します。
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全アルバム31(2004年8月時点)枚の全歌曲307曲を何回も聞いて、その曲の歌詞のサビは何か、歌詞の繰り返しと対句構造の特徴、曲の音楽的特長(調子)、曲全体の印象と本質の4項目についてメモを記入するやり方で評価していった。また写真は基本的にCDカバーである。
1976年リリースの中島みゆき初アルバムである。やはり10代の声は高く美しい。とくに「渚便り」、「海よ」の美声に強く惹かれる。若いのになぜこんなにすねているのかよく分からないが、「踊り明かそう」、「アザミ嬢のララバイ」にすでに中島みゆき独特の調子のいい恨み節の真骨頂が見られる。また「時代」というヒット曲で中島みゆきの像を不動のものにしたようだ。
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 遠いふるさと(言い訳だらけの人生) |
| 詩の構造 | 1:a-b-c 2:a'-b'-c' 3:a"-b"-c" |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | 高い若い美声 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | あたしは あんたの胸の中じゃ 夢も見られないわ |
| 詩の構造 | 1:a-b-c 2:a'-b'-c 3:b'-c-c-c |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | 中島みゆきの面目躍如。女の独立、男の身勝手 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 信じられない頃に |
| 詩の構造 | 1:a-b-c-d 2:a'-b-c'-d |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | タイムリーでない時間のいたずらに翻弄されながら結構裏切っているんだ |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから |
| 詩の構造 | 1:a-b-a' 2:a'-b-a"-a" |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | 笑顔をなくした追憶を赤いバラの花に託した |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 遠い 故郷へ 舟を運べよ |
| 詩の構造 | 1:a-b-a' 2:c-d-a"-a" |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | 挫折と過去への追憶がうまく表現されている |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | そしてあたしは いつも夜咲くアザミ |
| 詩の構造 | 1:a-b-c-b 2:d-e-c-e 3:c-a-b |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | みゆきは自分の呼び方をわたし、あたし、あたいと使い分けている。夜咲くアザミとは自虐表現 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | あたし一人 ここに残して あの人が 逃げてゆく |
| 詩の構造 | 1:a-b-a 2:c-b-d 3:b-d |
| 曲の調子 | aはアップテンポな、bは恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | やけくそ気味のアップテンポなうらみ節曲。これもみゆき節の魅力 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | もう長いこと あたしは ひとり遊び |
| 詩の構造 | 1:a-b-c 2:a'-b'-c きわめて分かりやすい構造 |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | 一人よがりなからまわりの人生を悲しくも美しく表現した曲。実像かどうかは関係ない。 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | だれも 悪くはないのに 悲しい事は いつもある |
| 詩の構造 | a-b-a'-b-a' |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | ちぐはぐな人生の悲しみを簡潔に表現 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 歌おう 謳おう 心の限り 愛をこめて あなたのために |
| 詩の構造 | 1:a-b-c-d 2:e-b'-f-d-d |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | 孤高の歌い人の心意気 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる |
| 詩の構造 | 1:a-b-c 2:d-e-c-c |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | 歌は単調だが、この歌のすばらしく聞こえるのは声の美しさにある。 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変って歩きだすよ |
| 詩の構造 | a-b-c-d-b'-c'-d'-d'-d' |
| 曲の調子 | 典型的な恨み節 ↓ |
| 曲の感想 | 倒れても倒れても歩き続ける意思の歌。ロマンチックな中島みゆき節の名曲のひとつ。 |
アルバム1と同じ1976年のリリース。「雨が空を捨てる日は」、「冬を待つ季節」、「うそつきが好きよ」に中島みゆきの若く高い美しい声が出ていた。どすの利いた声ではなくメロディに乗って美しい声が聞こえる。
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 空は風色 ため息模様 |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:c-b-b |
| 曲の調子 | → 歌謡曲のような流れるメロディ |
| 曲の感想 | 美しいメロディに乗って高い声が歌う。いかにも少女の歌 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 彼女の人生 いつでも晴れ(反語) |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:c-b' 3:b" 4:d-c せりふ中心の歌で定型構造はない |
| 曲の調子 | ↓ 典型的な恨み節 どすの利いたせりふにしびれる |
| 曲の感想 | 「酒と くすりで 体はズタズタ」、「おかみさんたちよ あんたらの方が あこぎな真似を してるじゃないか」というせりふにはドッキ。中島みゆきの毒舌が冴える。 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | どこか 曲がる所を 探して はやく 角を、曲がってしまおうよ |
| 詩の構造 | 1:a-b-c-a 2:d-c-e-a |
| 曲の調子 | ↓ リズミカルに調子のいい歌 |
| 曲の感想 | 放浪賛歌 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 東の風が吹く頃 長距離バスが乗せて来た |
| 詩の構造 | 1:a-b-c 2:d 3:e-c 4:a-c-f-f 曲の区切りは意味をもたない。詩の定型も持たない |
| 曲の調子 | ↑ 調子のいい曲 |
| 曲の感想 | 放浪賛歌 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 真直な線なんて 引けやしないよ |
| 詩の構造 | a-a-b-a'-b-b 極めて単純な構造(a-b) aと対句をなすa'のつながり不明 |
| 曲の調子 | → かったるいだらだらメロディ |
| 曲の感想 | 直線という観念の勝った曲 比喩あそび |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 思い出してごらん 五才の頃を |
| 詩の構造 | 1:a-a'-a 2:b 3:a aという内容ひとつで構成されている |
| 曲の調子 | → 流れるようなメロディが幼児の思い出のまわりに |
| 曲の感想 | 「泣き出そうとしても 泣き顔がない」という言葉にはっとさせられる。何も覚えていない。 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 春夏秋は 冬を待つ季節 |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:a'-b 3:c-d-b |
| 曲の調子 | → 美しいメロディ |
| 曲の感想 | 実にアイロニーな見方 別れのために出会いがあるという逆説 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 浮気でやくざな 女が今夜どこで どうしていようと 知ったことじゃないが |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:c-b 3:d-b ストーリは a-c-dで展開される |
| 曲の調子 | ↓ いやな女の一人芝居 |
| 曲の感想 | 面白いストーリ展開だ |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | あんたの涙と あたいの涙 夜汽車は 03時に すれ違う |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:c-b 3:d-b 典型的な歌構造 |
| 曲の調子 | ↓ 放浪癖の女 |
| 曲の感想 | 典型的なすれ違いの歌 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 好きよ 好きよ 嘘つきは 牙の折れた 手負い熊 |
| 詩の構造 | 1:a-b-c-d 2:e-f-a-d 定型的な構造はない |
| 曲の調子 | ↑ 高い声だ |
| 曲の感想 | 「自慢話は嫌い 約束事は恐い」にははっとさせられたが、詞が実にうまい |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 誰かあたしを おさえていてよ 少しのあいだ |
| 詩の構造 | 1:a-a' 2:b-b'-a" 詞の中心はaのみで単純 |
| 曲の調子 | → かったるい流れの曲 |
| 曲の感想 | わがままな娘心 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 遠く遠く遠く遠く 忘れられるものならば |
| 詩の構造 | 1:a-b-c 2:a'-d-c |
| 曲の調子 | → 単純なメロディ |
| 曲の感想 | 「忘れられるものならば もう 旅になど出ない」 |
1977年リリース、アルバム3枚目である。美しいメロディーで歌う「まつりばやし」、「朝焼け」、「ホームにて」や、はっとさせられるストーリ展開が面白い「遍路」、「店の名はライフ」、「時は流れて」など、中島みゆきならではの世界が歌われている。若いのにどうしてこんなセルフが吐けるのか?
| さびの歌詞(曲のキーワード) | もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:c-b 3:d-b |
| 曲の調子 | → 激しい感情の起伏は少ない |
| 曲の感想 | 悲劇的というよりむしろコミカルな落とし文句にはっとさせられた |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける |
| 詩の構造 | 1:a-a-b-a 2:3:4も同じ構造 |
| 曲の調子 | ↑ |
| 曲の感想 | ストーリー展開が楽しい(自転車の隣ーおかみさんと娘ー3階は屋根裏ーいまや純喫茶) |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | もう 紅い花が 揺れても |
| 詩の構造 | 1:a 2:b 3:c ほとんど繰り返し構造を持たない |
| 曲の調子 | → 美しいメロディーが流れる |
| 曲の感想 | 1:起 2:転 3:結の構造。まったく意外な悲劇的転回 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 笑ってごらんなんて なぐさめを あたし これから 信じないわ |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:c-a' 3:a |
| 曲の調子 | ↓ ドラマチックな旋律 |
| 曲の感想 | ひどい男への恨み言 女の痴話 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:c-b 3:b' |
| 曲の調子 | ↓ いいメロディだ |
| 曲の感想 | ひどい男への恨み言 女の痴話 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券 |
| 詩の構造 | 構造はない |
| 曲の調子 | → 美しく悲しいメロディー |
| 曲の感想 | 望郷の念止み難し このアルバムで一番印象に残る曲 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | あたしはあたし おもちゃじゃない どうしようと勝手 |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:c-b' 3:b |
| 曲の調子 | ↓ |
| 曲の感想 | まったくやけくその歌 女の痴話 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | きっと暗くて探せないだけよ |
| 詩の構造 | 構造はない |
| 曲の調子 | ↑ 調子はいい |
| 曲の感想 | 自分中心の世界 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 時は流れて 時は流れて そして あたしは 変わってしまった |
| 詩の構造 | 構造はない |
| 曲の調子 | ↓ メロディーというより語りの世界、悲痛な叫び |
| 曲の感想 | 「明日などないと 酒をあおれば なお褪めて 今日も まだ生きていた 人生は そんなもの」なんていう科白なの |
1978年リリースアルバム。独白調セリフのみの歌?「元気ですか」、「お前の家」というみゆき独特の世界が現れた。そうかと思うと「玲子」、「海鳴り」という美しいメロディと高い声の歌もあり、また「世情」という社会風刺のきいた歌、さらにコミカルなストーリ展開が楽しい「ミルク32」、「あほう鳥」といった多彩なみゆき像を見せてくれるアルバムだ。
| さびの歌詞(曲のキーワード) | ……ウソ ばっかり……誘いをかけてるだけよ |
| 詩の構造 | 定型構造はない |
| 曲の調子 | → せりふのみで歌ではない |
| 曲の感想 | メロディのない失恋の独白 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 怜子 いい女になったね |
| 詩の構造 | 1:a-b 2:a'-b |
| 曲の調子 | ↑ 高く美しい声 |
| 曲の感想 | 恋がうまくいっている稀な例 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る |
| 詩の構造 | 1:a-b-c-d 2:e-f-c-d |
| 曲の調子 | ↓ 強い調子の歌 |
| 曲の感想 | 「恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい」というのが中島みゆきの美学なのか。 みゆきの名曲のひとつ |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 海鳴りよ 海鳴りよ 今日も また お前と 私が 残ったね |
| 詩の構造 | 1: a-b-c 2:d-e-c |
| 曲の調子 | → 最も美しい曲のひとつ |
| 曲の感想 | 孤独な女心を歌った名曲 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 流れるな 涙 心でとまれ. |
| 詩の構造 | 1:a-b-c 2:a'-c |
| 曲の調子 | ↓ 典型的な恨み節調 |
| 曲の感想 | 後悔と恨みで泣き叫ぶ女心 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | ねえ ミルク 聞いてるの. |
| 詩の構造 | 1:a1-a2-b 2:a3-a4-c 3:a5-d |
| 曲の調子 | → コミックなセリフの流れ |
| 曲の感想 | 32歳になっても平行線の男女 ミルクはマスターのこと |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 二人並べて よくよく 見れば どちらも 泣かない あほう鳥 |
| 詩の構造 | 1:a-b-c 2:a'-b-c |
| 曲の調子 | ↑ 最高のコミックソング「女:あたしは いつもねぐらを探す 男:あんたは いつも 出口を探す」 |
| 曲の感想 | 言葉にメリハリのある対句(おつむーこころ)(ねぐらー出口)を使い、コミカルに展開。機微をついた歌 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | ギターは やめたんだ 食って いけないもんな |
| 詩の構造 | 構造はない |
| 曲の調子 | → せりふの静かに流れる歌 |
| 曲の感想 | 物語の展開がやさしく、人生の機微をつかんでいる。青春の挫折 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため |
| 詩の構造 | a-b-c-b-b-b |
| 曲の調子 | ↓ テレビ「金八先生」の挿入歌 |
| 曲の感想 | 変えようとする力、変われないものの哀れさとうそへの同情にあふれた歌 社会派歌謡曲の名曲 |

1979年リリースアルバム。ドラマチックな「裸足で走れ」、美しいメロディーの「根雪」、お涙なしでは聞けない「ダイヤル117」 、社会風俗観察のすぐれた「狼になりたい」 などが傑作ではなかろうか。
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ |
| 詩の構造 | a-b-c-d-e-c |
| 曲の調子 | ↓ ドラマチックなメロディー、歌詞 |
| 曲の感想 | 「命があるなら 闘うべきだと おびえた声がする」と急所を突くような鋭い歌詞。背後から傷つける世の非情さを突っ走れ |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり |
| 詩の構造 | a-b-c-d-c-e-f-c-c |
| 曲の調子 | → コミカルな流れ |
| 曲の感想 | から元気と落ち込みの落差、付き合わないタクシー運転手 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | くり返す その前に 明日は少し ましになれ |
| 詩の構造 | a-a-b-a-a'-c-a'-a'-a' ほとんどが繰り返し |
| 曲の調子 | ↓ 泥海とは大げさだ |
| 曲の感想 | 悔い、許しよりも「明日は少し ましになれ」と前向きな歌 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 信じ難いもの:愛の言葉 誘い言葉 |
| 詩の構造 | a-b-c-b' 単純な構造 |
| 曲の調子 | ↓ 分かりやすいが深みがない |
| 曲の感想 | 「信じてはいけない、大人になりなさい」悟の歌 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか |
| 詩の構造 | a-b-c-d-e-c |
| 曲の調子 | ↓ 美しいメロディー、最後のオーケストレーションも聞かせる |
| 曲の感想 | やさしい女の慰めの歌 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 手を放せ 早く すがる袖から うかれているのはおまえだけ |
| 詩の構造 | a-b-a'-b |
| 曲の調子 | ↓ ハイテンション |
| 曲の感想 | どすの聞いた内容 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる |
| 詩の構造 | a-a'-b-c-d-b'-b' |
| 曲の調子 | ↓ 引きつるような悲痛な叫びの歌 |
| 曲の感想 | 美しい緊張と張り詰めた気持ちの名曲。お涙チョチョ切れ |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | おまえ おまえ 海まで百里 坐り込むにはまだ早い |
| 詩の構造 | |
| 曲の調子 | a-b-c-d-c'-c' |
| 曲の感想 | 長い人生、自分を励ます歌 |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 狼になりたい 狼になりたい ただ一度 |
| 詩の構造 | 構造はない |
| 曲の調子 | ↓ やり場のない若者の鬱積 |
| 曲の感想 | 牛丼の吉野家での社会風俗観察が利いている |
| さびの歌詞(曲のキーワード) | 風は北向き 心の中じゃ 朝も夜中も いつだって吹雪< |
| 詩の構造 | a-b-c-d-e-a |
| 曲の調子 | ↑ 元気を出してゆこうやという曲 |
| 曲の感想 | 自転車操業のような人生の励ましの歌 |
