中島みゆきの魅力

私は歌謡曲(ポップ、ニューミュージック)のなかで、長年、中島みゆきの恨み節にすっかりはまってしまっている(最近ではジャズボーカルの綾戸千絵ですが)。最近のフィーリングだけの歌に比べて中島みゆきの歌は声と言葉と音楽の3拍子が充実していて実力のほどが伺える。それが曲のアレンジを除いてすべて中島みゆき一人の手になることが驚きである。
まず中島みゆきのディスコグラフィーのうちアルバムを紹介しよう(ビデオ、LD、DVDなどは省く)。アルバムは主としてポニーキャニオンから、近年はヤマハから出されている。アルバム31枚(別編集の「大吟醸」、「大銀幕」を入れれば33枚)、シングル集2冊(5枚)が出されている。この中島みゆきの魅力コーナーは次の目次から出来ています。章をクリックして飛ぶことが出来ます。

目次

1.中島みゆきオリジナルアルバムと曲のリスト

2.中 島 み ゆ き の 歌 と 詞  概 要

  3.中 島 み ゆ き の 名 曲 リ ス ト

4.中島みゆきオリジナルアルバム歌の特徴

5.中島みゆきリンクサイト





中島みゆきオリジナルアルバムと曲のリスト


アルバムNo.が赤色はコメント記入済みです。アルバムや曲をクリックすればそこへ飛ぶことができます。

No. アルバムTitle Release 曲名
01 私の声が聞こえますか 1976.04.25 1)あぶな坂 2)私のやさしい人 3)信じられない頃に 4)ボギーボギーの赤いバラ 5)海 よ 6)アザミ嬢のララバイ 7)踊り明かそう 8)ひとり遊び 9)悲しいことはいつもある 10)歌をあなたに 11)渚便り 12)時代
02 みんな去ってしまった 1976.10.25 13)雨が空を捨てる日は 14)彼女の生き方 15)トラックに乗せて 16)流浪の詩 17)真直ぐな線 18)五才の頃 19)冬を待つ季節 20)夜風の中から 21)03時 22)うそつきが好きよ 23)妬いてる訳じゃないけれど 24)忘れられるものならば
03 あ・り・が・と・う 1977.06.25 25)遍 路 26)店の名はライフ 27)まつりばやし 28)女なんてものに 29)朝焼け 30)ホームにて 31)勝手にしゃがれ 32)サーチライト 33)時は流れて
04 愛していると云ってくれ 1978.04.10 34)「元気ですか」 35)玲子 36)わかれうた 37)海鳴り 38)化 粧 39)ミ ル ク 32 40)あほう鳥 41)おまえの家 42)世 情
05 親愛なる者へ 1979.03.21 43)「裸足で走れ」 44)タクシードライバー 45)泥海の中から 46)信じ難いもの 47)根 雪 48)片 想 49)ダイヤル 117 50)小石のように 51)狼になりたい 52)断崖ー親愛なる者へー
06 おかえりなさい 1979.11.21 53)あ ば よ 54)髪 55)サヨナラを伝えて 56)しあわせ芝居 57)雨 58)この空を飛べたら 59)世迷い言 60)ルージュ 61)追いかけてヨコハマ 62)強がりはよせョ
07 生きていてもいいですか 1980.04.05 63)うらみます 64)泣きたい夜に 65)キツネ狩りの歌 66)蕎麦屋 67)船を出すなら九月 68)エレーン 69)異 国
08 臨月 1981.03.05 70)あした天気になれ 71)あなたが海を見ているうちに 72)あわせ鏡 73)ひとり上手 74)雪 75)バス通り 76)友 情 77)成人世代 78)夜 曲
09 寒水魚 1982.03.21 79)悪 女 80)傾 斜 81)鳥になって 82)捨てるほどの愛でいいから 83)BGM 84)家 出 85)時刻表 86)砂の舟 87)歌 姫
10 予感 1983.03.05 88)この世に二人だけ< 89)夏土産 90)髪を洗う女 91)ばいばいどくおぶざべい 92)誰のせいでもない雨が 93)縁 94)テキーラを飲みほして 95)金 魚 96)ファイト
11 はじめまして 1984.10.24 97)僕は青い鳥 98)幸福論 99)ひとり 100)生まれた時から 101)彼女によろしく 102)不良 103)シニカル・ムーン 104)春までなんぼ 105)僕たちの将来 106)はじめまして
12 御色なおし 1985.04.17 107)ひとりぽっちで踊らせて 108)すずめ 109)最 愛 110)さよならの鐘 111)海と宝石 112)カム・フラージュ 113)煙 草 114)美貌の都 115)かもめはかもめ
13 miss M. 1985.11.07 116)極楽通りへいらっしゃい 117)あしたバーボンハウスで 118)熱 病 119)それ以上言わないで 120)孤独の肖像 121)月の赤ん坊 122)忘れてはいけない 123)ショウタイム 124)ノスタルジア 125)肩に降る雨
14 36.5 ℃ 1986.11.12 126)あたいの夏休み 127)最 悪 128)F O 129)毒おんな 130)シーサイドコーポラス 131)やまねこ 132)HALF 133)見返り美人 134)白鳥の歌が聴こえる
15 中島みゆき 1988.03.16 135)湾岸24時 136)ご機嫌如何 137)土用波 138)泥は降りしきる 139)ミュージシャン 140)黄色い犬 141)仮 面 142)クレンジングクリーム 143)ローリング
16 グッバイガール 1988.11.16 144)野ウサギのように 145)ふらふら 146)MEGAMI 147)気にしないで 148)十二月 149)たとえ世界が空から落ちても 150)愛よりも 151)涙ーMaid in teas- 152)吹雪
17 回帰熱 1989.11.15 153)黄砂に吹かれて 154)肩幅の未来 155)あ・り・か 156)群集 157)ロンリーカナリア 158)くらやみ乙女 159)儀式(セレモニー) 160)未完成 161)春なのに
18 夜を往け 1990.06.13 162)夜を往け 163)二つの炎 164)3分後に捨ててもいい 165)あした 166)新曽根崎心中 167)君の昔を 168)遠 雷 169)ふたりは 170)北の国の習い 171)with
19 歌でしか言えない 1991.10.23 172)C.Q. 173)おだやかな時代 174)トーキョー迷子 175)Maybe 176)渚 へ 177)永久欠番 178)笑ってよエンジェル 179)た・わ・わ 180)サッポロSNOWY 181)南三条 182)炎と水
20 EAST ASIA 1992.10.07 183)EAST・ASIA 184)やばい恋 185)浅い眠り 186)荻野原 187)誕生 188)此処じゃない何処かへ 189)妹じゃあるまいし 190)二隻の船 191)糸
21 時代-Time goes around- 1993.10.21 192)時代 193)風の姿 194)ローリング 195)あじけない話 196)夢見る勇気(ちから) 197)あたしときどき思うの 198)流浪(さすらい)の詩(うた) 199)雨月の使者 200)慟哭 201)孤独の肖像1st 202)かもめの歌
22 LOVE OR NOTHING 1994.10.21 203)空と君のあいだに 204)もう桟橋に灯りは点らない 205)バラ色の未来 206)ひまわりSUNWARD 207)アンテナの街 208)てんびん秤 209)流星 210)夢だったんだね 211)風にならないか 212)YOU NEVER NEED ME 213)眠らないで
23 10 WINGS 1995.10.20 214)2隻の舟 215)思い出させてあげる 216)泣かないでアマテラス 217)Maybe 218)ふたりは 219)DIAMONGAGE 220)I love him 221)子守歌 222)生きてゆくおまえ 223)人待ち歌
24 パラダイス・カフェ 1996.10.18 224)旅人のうた 225)伝説 226)永遠の嘘をついてくれ 227)ALONE PLEASE 228)それは愛ではない 229)なつかない猫 230)SINGLE BAR 231)蒼い時代 232)たかが愛 233)阿檀の木の下で 234)パラダイスカフェ
25 わたしの子供になりなさい 1998.03.18 235)私の子供になりなさい 236)下町の上、山の手の下 237)命の別名 238)清流 239)私たちは春の中で 240)愛情物語 241)You don't know 242)木曜の夜 243)紅灯の海 244)4.2.3
26 日-WINGS 1999.11.03 245)竹の歌 246)NEVER CRY OVER SPRIT MILK 247)いつか夢の中へ 248)羊の言葉 249)異国の女 250)あなたの言葉がわからない 251)難破船 252)知人・友人・愛人・家人 253)Good Morninng,Ms.Castaway 254)明日なき我等
27 月-WINGS 1999.11.03 255)一人で生まれてきたのだから 256)紅い河 257)LAST SCENE 258)女という商売 259)SMILE,SMILE 260)PAIN 261)白菊 262)時効 263)愛から遠く離れて
28 短篇集 2000.11.15 264)地上の星 265)帰省 266)夢の通り道を僕は歩いている 267)後悔 268)MERRY-GO-ROUND 269)天使の階段 270)過ぎ行く夏 271)結婚 272)粉雪は忘れ薬 273)Tell Me Sister 274)ヘッドライト・テールライト
29 心守歌 2001.09.19 275)囁く雨 276)相席 277)樹高千丈 落葉帰根 278)あのバスに 279)心守歌 280)六花 281)カーニバルだったね 282)ツンドラ・バード 283)夜行 284)月迎え 285)LOVERS ONLY
30 おとぎばなし─Fairy Ring─ 2002.10.23 286)陽紡ぎ歌 287)シャングリラ 288)おとぎばなし 289)雪・月・花 290)匂いガラス 291)安寿子の靴 292)あの人に似ている 293)みにくいアヒルの子 294)愛される花愛されない花 295)裸爪のライオン 296)紫の桜 297)海よ
31 恋文 2003.11.19 298)銀の龍の背に乗って 299)恋とはかぎらない 300)川風 301)ミラージュ・ホテル 302)寄り添う風 303)情婦の証言 304)ナイトキャップ・スペシャル 305)月夜同船 306)恋文 307)思い出だけではつらすぎる





中 島 み ゆ き の 歌 と 詞  概 要 


中島みゆきオリジナルアルバム集より順に各曲の歌詞の構造、主題(さび、キーワード)、歌の音楽的要素(メロディー、調子)、コメントを1枚のアルバム毎に記述してゆきます。歌詞はすべての曲について最初からアップします。曲中の章番号はアルバム1)〜4)で振ってありますが、途中のアルバム5)〜20)まではほとんどが1番だけの長い曲になっています。そしてアルバム21)〜31)ではふたたび番号を振るようになりました。アルバム5)〜20)まではよく見れば音楽的には繰り返しなので番号を振るべき(振れるはず)かもしれませんが、ここは中島みゆき研究所の歌詞に従います。番号を振らずに自由に繰り返し部分を変化させてゆくことで自由を確保したかったのでしょうが、へたをすればだらだらの曲になります。クラシックでもそうですが主題動機の繰り返しで印象を強めリズムを獲得することができます。歌詞の内容にすれば対句にして活気とリズムをつけることです。歌詞と音楽主題の関係はこのように不離の関係にあります。この関係がうまくいって、自由でかつリズムのある曲は名曲になります。中島みゆきの歌にはこの関係がうまく統合されて曲の構成と言葉(詩)で名曲が実に多い。

1)歌の構造

歌の構造については私のホームページの「漢詩」コーナーで述べたように、日本人は(あるいは私個人だけかも)基本的には漢詩のリズムによく似た構造を好むようです。歌詞の中の同じ言葉は同じメロディで歌われます。逆に曲の1番と2番では同じメロディで違う内容が歌われる場合があります。歌のいわゆる「さび」の部分は少なくとも同じメロディで同じ歌詞が繰り返されます。「さび」でその曲の印象がすべて決定され、口ずさんでもらえるかどうか(売れるかどうか)が決まるわけですから、作曲家・作詞家・歌手はその部分に生命をかけるわけです。中島みゆきは一人ですべてを兼ねていますから彼女の人生すべてがかかっているわけでしょう。また同じメロディで違う内容が歌われる場合、特に漢詩の対句の構造を取り入れる場合が多いようです。同じ内容ではつまらないので、わさびのきいたはっとするような反対語が採用されます。これによって覚えやすくかつ名調子が誕生するわけです。言葉を塊(文節)でとらえると、違う内容の文節を記号化して内容の変化と繰り返し(レフレインとも言います)の構造を追いかけることができます。たとえば,1番:a-b-c 2番:d-e-cという風にc文節が繰り返し(いわゆるさび)部分です。d-eがa-bの発展や言い換えになっている場合は変奏曲と同じa'-b'と見ることができ、またd-eがa-bの明らかに対句になっている場合はこれをa"-b"と理解することができます。中島みゆきの歌にはこの構造が顕著に発見できます。またこの構成法がマンネリになると定型化して面白みをなくします。この辺が歌詞の難しい所以です。


2)音楽の構造と調子

クラシック音楽でも池辺晋一郎氏が「バッハ、モーツアルトの音符たち」(私のホームページのクラシックコーナーでもリストに入れました)が指摘するように、音楽にはバッハのフーガに見るように厳格な構造を持つものがあります。主題音節をひとつの塊と見ると,曲はこの音節を何回か繰り返した後少しずつ変化した音節が現れます。モーツアルトが天才といわれるわけはこの変化が実に奇抜で美しいからです。曲が生きるも死ぬのもこの変奏にかかっています。バッハの「ゴールドベルグ変奏曲」はたった一つの短いテーマを31回の変奏曲で構成した天才の手に由来します。ベートーベンの「ディアベッリ変奏曲」もテーマと33の変奏曲で構成されます。中島みゆきの歌が覚えやすいのは(歌いやすいかどうかは音痴の私には分かりません)メロディの繰り返しが構造的でかつ自由だからでしょう。また中島みゆきの「恨み節」の歌を調子と言う観点で捉えると、短調に近いかもしれませんが、なかには飛びっきり上機嫌は曲もあります。上機嫌な曲を↑、典型的な恨み節を↓ストーリー展開を→と分類してみるのも一法かもしれません。

3)曲の性格・内容

中島みゆきの歌の90%以上は失恋歌(すれ違い)です。彼女の生き方は知る気もありませんが、これだけ自分をいじめる歌(中には自虐的な歌もあります)を歌うのは、執拗な自己観察の権化(稀有の自己陶酔者)なのでしょうか。なかには言葉遊びや観念的な駄作もありますが、ほとんどの歌には優れた社会風潮観察が見られはっとさせられ納得させられます。たとえば「サッポロSNOWY」、「狼になりたい」などは私の心に残ります。また沖縄占領やペルー大使館事件など社会や日本人に対する鋭い風刺が見え隠れします。
最後に中島みゆきの言葉使いはやや変則的で、コンピュータから「間違った綴り方」と叱られますが、そこは趣旨を生かしてそのまま記載します。




中 島 み ゆ き の 名 曲 リ ス ト 


私の好みと勝手で選んだ中島みゆきの名曲を下の表にまとめた。曲名をクリックすると歌詞と特徴に飛べます。

No. アルバム名 名曲と選定理由
01 私の声が聞こえますか 「渚便り」・・・・・美しいメロディーと美声
「海よ」・・・・・美しいメロディーと美声
「踊り明かそう」・・・・・中島みゆき独特の調子のいい恨み節
「アザミ嬢のララバイ」・・・・・中島みゆき独特の調子のいい恨み節
「時代」・・・・・・美しいメロディーと美声
02 みんな去ってしまった 「雨が空を捨てる日は」・・・・・若く高い美しい声
「冬を待つ季節」・・・・・若く高い美しい声
「うそつきが好きよ」・・・・・若く高い美しい声
03 あ・り・が・と・う 「まつりばやし」・・・・・美しいメロディー
「朝焼け」・・・・・美しいメロディー
「ホームにて」・・・・・美しいメロディー
「遍路」・・・・・はっとさせられるストーリ展開が面白い
「店の名はライフ」・・・・・はっとさせられるストーリ展開が面白い
「時は流れて」・・・・・はっとさせられるストーリ展開が面白い
04 愛しているといってくれ 「元気ですか」・・・・・独白調のセリフが面白い
「お前の家」・・・・・独白調のセリフが面白い
「玲子」・・・・・美しいメロディーと若く高い美しい声
「海鳴り」・・・・・美しいメロディーと若く高い美しい声
「世情」・・・・・社会批評の歌
「ミルク32」・・・・・コミカルなストーリ展開が面白い
「あほう鳥」・・・・・コミカルなストーリ展開が面白い
05 親愛なる者へ 「裸足で走れ」・・・・・ドラマチックで鋭いセリフが突き刺さる
「根雪」・・・・・美しいメロディーと美声
「ダイヤル117」・・・・・美しいメロディーと哀切極まりない曲
「狼になりたい」・・・・・社会風俗観察に優れた歌
06 おかえりなさい 「あ ば よ」・・・・・みゆき節女の意地
「髪」・・・・・美しいメロディー
「サヨナラを伝えて」・・・・・コミカルなストーリー
「しあわせ芝居」・・・・・幸せにしてくれる上機嫌な曲
「雨」・・・・・美しく泣ける曲
「この空を飛べたら」・・・・・美しいメロディーとストーリー
「世迷い言」・・・・・コミカルは言葉遊び
「 ルージュ」・・・・・哀しくも哀愁の漂う曲
「追いかけてヨコハマ」・・・・・テンポよく活気のある曲
「強がりはよせョ」・・・・・静かに哀しい曲
07 生きていていいですか 「エレーン」・・・・・売春婦エレーンの暗く哀しい人生を愛情を持って綴った名曲
08 臨月 「雪」・・・・・美しい曲
「あなたが海を見ているうちに」・・・・・美しいメロディーと美声
「あした天気になれ 」・・・・・アップテンポの上機嫌な曲
「ひとり上手」・・・・・ビートのきいたみゆき節曲
「あわせ鏡」・・・・・人生に鋭く切り込んだ短調の歌
「友 情」・・・・・人生に鋭く切り込んだ短調の歌
09 寒水魚 「鳥になって」・・・・・優しくて美しい曲
「砂の舟」・・・・・優しくて美しい曲
「歌 姫」・・・・・優しくて美しい曲
10 予感 「髪を洗う女」・・・・・典型的なみゆき節の名曲
「ファイト」・・・・・典型的な応援歌、社会批評にもなっている
11 はじめまして 激しいロックのリズムに酔いしれる割には名曲がないように思う
12 お色直し 「髪を洗う女」・・・・・典型的なみゆき節の名曲
「ファイト」・・・・・典型的な応援歌、社会批評にもなっている
13 miss M. 「熱 病」・・・・・強いビートにのせて張りのある声で駆け抜ける
「孤独の肖像」・・・・・強いビートにのせて張りのある声で駆け抜ける
「ショウタイム」・・・・・・面白い企画、愉快な上機嫌の歌で社会批評になっている
14 36.5℃ 「毒おんな」・・・・・セリフのどぎつくてかつ風刺の効いた面白い歌
「やまねこ」・・・・・セリフのどぎつくてかつ風刺の効いた面白い歌
「見返り美人」・・・・・言葉遊びが楽しい
「シーサイドコーポラス」・・・・・小品だがこっけいな
15 中島みゆき 「湾岸24時」・・・・・迫力のあるパンチの利いた曲
「泥は降りしきる」・・・・・迫力のあるパンチの利いた曲でセリフに凄みがある
「土用波」・・・・・独特のリズムでテンポよく聞ける
「ご機嫌如何」・・・・・上機嫌な痩せがまんの曲
「ミュージシャン」・・・・・語りとストーリーにペーソスがある
「クレンジングクリーム」・・・・・語り中心の歌だが女のいやな面がぐさりと突き刺さる
16 グッバイガール 「MEGAMI」・・・・・メロディの美しさ
「涙ーMaid in teas-」・・・・・メロディの美しさ
「十二月」・・・・・ドラマチックなみゆき節
「愛よりも」・・・・・ドラマチックなみゆき
17 回帰熱 「儀式(セレモニー)」・・・・・優しい曲
「未完成」・・・・・優しい曲
「春なのに」・・・・・優しい曲
18 夜を往け 「夜を往け」・・・・・激しいドラマチックな曲
「新曽根崎心中」・・・・・情念の世界
「ふたりは」・・・・・ストーリ展開と鋭いセリフで迫る
「with」・・・・・張りのある声でみゆき節を歌う
19 歌でしか言えない 「サッポロSNOWY」・・・・・とびっきり美しいメロディー
「南三条」・・・・・迫力のある声でみゆき全力投球
「トーキョー迷子」・・・・・都会人の哀歓を機嫌よく歌う曲
「Maybe」・・・・・張りのある美しい声で機嫌よく歌う曲
20 EAST ASIA 「浅い眠り」・・・・・張りのある声で躍動感あふれる曲
「誕生」・・・・・人間賛歌
「二隻の船」・・・・・歌詞がすばらしい
「糸」・・・・・メロディーの美しい曲
21 時代ーTime Goes Around- 「慟哭」・・・・・みゆきお決まりのパターン、嘘くさいが真に迫っている
22 LOVE OR NOTHING 「空と君のあいだに」・・・・・テンポいい歌詞がよく練られている
「もう桟橋に灯りは点らない」・・・・・メロディーの美しい曲
「流星」・・・・・長距離トラック賛歌、社会観察に優れ愛情こもった曲
「眠らないで」・・・・・メロディーの美しい曲
23 10 WINGS 「泣かないでアマテラス」・・・・・迫力ある声で人生への応援歌
「子守歌」・・・・・メロディーの美しい曲
「人待ち歌」・・・・・単純なかわいい少女の歌
24 パラダイスカフェ 「旅人のうた」・・・・・力強い人間賛歌
「伝説」・・・・・メロディーの美しい曲
「永遠の嘘をついてくれ」・・・・・歌詞とストーリ展開が巧みな曲
「それは愛ではない」・・・・・強がりのみゆき全開
「SINGLE BAR」・・・・・淋しさを奏でる
「蒼い時代」・・・・・・ニューミュージック風にストーリー展開が巧み
「たかが愛」・・・・・愛の賛歌
「阿檀の木の下で」戦争批評
25 私の子供になりなさい 「命の別名」・・・・・力強いリズムで人間の命を絶唱
「私たちは春の中で」・・・・・力強いリズムで青春の孤独を歌う
「愛情物語」・・・・・強いビートで強い女を表現
「紅灯の海」・・・・・力強い歌唱力、名文調で都会人お孤独を歌う
「4.2.3」・・・・・チリー日本大使館事件の社会時評曲・日本文明批判
26 日ーWINGS 「いつか夢の中へ」・・・・・美しい情感にあふれるデュエット曲
「あなたの言葉がわからない」・・・・・美しいメロディー
「難破船」・・・・・暗い思想をロック調で歌う
「明日なき我等」・・・・・暗い思想を軽快なリズムで歌う
27 月ーWINGS 「PAIN」・・・・・ドラマチックに痛みを切々と歌う
「白菊」・・・・・美しいメロディーと象徴的な詞
「愛から遠く離れて」・・・・・情感の豊かな曲
28 短編集 「地上の星」・・・・・NHKの「プロジェクトX]のテーマ曲、文句なしの名曲
「ヘッドライト・テールライト」・・・・・「プロジェクトX]のテーマ曲、文句なしの名曲
「後悔」・・・・・美しいメロディーと情感の豊かな曲
「過ぎ行く夏」・・・・・強いロックリズムの曲
29 心守歌 「相席」・・・・・優しく男女の行方を見守ってくれる歌
「樹高千丈 落葉帰根」・・・・・漢文の名調子で包み込む優しい歌
「心守歌」・・・・・優しい大人の子守唄
「六花」・・・・・雪の結晶に託した優しい歌
「月迎え」・・・・・優しい歌
30 おとぎばなし-Fairy Ring- 「安寿子の靴」・・・・静かなファンタスティックな曲
「紫の桜」・・・・・静かなファンタスティックな曲
「裸爪のライオン」・・・・・強いビートでみゆき節全開
31 恋文 「銀の龍の背に乗って」・・・・ハイテンポでアップに元気つける曲
「ミラージュ・ホテル」・・・・・ドラマチックで幻想的
「寄り添う風」・・・・・静かに寄り添う男女の曲
「恋文」・・・・・映画音楽のように美しい




中島みゆきオリジナルアルバム 歌の特徴


全アルバム31(2004年8月時点)枚の全歌曲307曲を何回も聞いて、その曲の歌詞のサビは何か、歌詞の繰り返しと対句構造の特徴、曲の音楽的特長(調子)、曲全体の印象と本質の4項目についてメモを記入するやり方で評価していった。また写真は基本的にCDカバーである。



アルバム1) 「私の声が聞こえますか」より

1976年リリースの中島みゆき初アルバムである。やはり10代の声は高く美しい。とくに「渚便り」、「海よ」の美声に強く惹かれる。若いのになぜこんなにすねているのかよく分からないが、「踊り明かそう」、「アザミ嬢のララバイ」にすでに中島みゆき独特の調子のいい恨み節の真骨頂が見られる。また「時代」というヒット曲で中島みゆきの像を不動のものにしたようだ。



あぶな坂 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 遠いふるさと(言い訳だらけの人生)
詩の構造 1:a-b-c   2:a'-b'-c'   3:a"-b"-c"
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 高い若い美声


私のやさしい人 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) あたしは あんたの胸の中じゃ 夢も見られないわ
詩の構造 1:a-b-c     2:a'-b'-c     3:b'-c-c-c
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 中島みゆきの面目躍如。女の独立、男の身勝手


信じられない頃に 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 信じられない頃に
詩の構造 1:a-b-c-d    2:a'-b-c'-d
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 タイムリーでない時間のいたずらに翻弄されながら結構裏切っているんだ


ボギーボギーの赤いバラ 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 捨てただろう 捨てただろう 枯れてしまったから
詩の構造 1:a-b-a' 2:a'-b-a"-a"
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 笑顔をなくした追憶を赤いバラの花に託した


海 よ 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 遠い 故郷へ 舟を運べよ
詩の構造 1:a-b-a' 2:c-d-a"-a"
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 挫折と過去への追憶がうまく表現されている


アザミ嬢のララバイ 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) そしてあたしは いつも夜咲くアザミ
詩の構造 1:a-b-c-b 2:d-e-c-e 3:c-a-b
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 みゆきは自分の呼び方をわたし、あたし、あたいと使い分けている。夜咲くアザミとは自虐表現


踊り明かそう 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) あたし一人 ここに残して あの人が 逃げてゆく
詩の構造 1:a-b-a 2:c-b-d 3:b-d
曲の調子 aはアップテンポな、bは恨み節 ↓
曲の感想 やけくそ気味のアップテンポなうらみ節曲。これもみゆき節の魅力


ひとり遊び 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) もう長いこと あたしは ひとり遊び
詩の構造 1:a-b-c 2:a'-b'-c きわめて分かりやすい構造
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 一人よがりなからまわりの人生を悲しくも美しく表現した曲。実像かどうかは関係ない。


悲しいことはいつもある 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) だれも 悪くはないのに 悲しい事は いつもある
詩の構造 a-b-a'-b-a'
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 ちぐはぐな人生の悲しみを簡潔に表現


歌をあなたに 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 歌おう 謳おう 心の限り 愛をこめて あなたのために
詩の構造 1:a-b-c-d 2:e-b'-f-d-d
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 孤高の歌い人の心意気


渚便り 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 悲しいはずの 思い出も やさしい出来事に 見えてくる
詩の構造 1:a-b-c 2:d-e-c-c
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 歌は単調だが、この歌のすばらしく聞こえるのは声の美しさにある。


時 代 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変って歩きだすよ
詩の構造 a-b-c-d-b'-c'-d'-d'-d'
曲の調子 典型的な恨み節 ↓
曲の感想 倒れても倒れても歩き続ける意思の歌。ロマンチックな中島みゆき節の名曲のひとつ。



アルバム2) 「みんな去ってしまった」より

アルバム1と同じ1976年のリリース。「雨が空を捨てる日は」、「冬を待つ季節」、「うそつきが好きよ」に中島みゆきの若く高い美しい声が出ていた。どすの利いた声ではなくメロディに乗って美しい声が聞こえる。



雨が空を捨てる日は 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 空は風色 ため息模様
詩の構造 1:a-b 2:c-b-b
曲の調子 → 歌謡曲のような流れるメロディ
曲の感想 美しいメロディに乗って高い声が歌う。いかにも少女の歌


彼女の生き方 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 彼女の人生 いつでも晴れ(反語)
詩の構造 1:a-b 2:c-b' 3:b" 4:d-c せりふ中心の歌で定型構造はない
曲の調子 ↓ 典型的な恨み節  どすの利いたせりふにしびれる
曲の感想 「酒と くすりで 体はズタズタ」、「おかみさんたちよ あんたらの方が あこぎな真似を してるじゃないか」というせりふにはドッキ。中島みゆきの毒舌が冴える。


トラックに乗せて 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) どこか 曲がる所を 探して はやく 角を、曲がってしまおうよ
詩の構造 1:a-b-c-a 2:d-c-e-a
曲の調子 ↓ リズミカルに調子のいい歌
曲の感想 放浪賛歌


流浪の詩 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 東の風が吹く頃 長距離バスが乗せて来た
詩の構造 1:a-b-c 2:d 3:e-c 4:a-c-f-f 曲の区切りは意味をもたない。詩の定型も持たない
曲の調子 ↑ 調子のいい曲
曲の感想 放浪賛歌


真直ぐな線 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 真直な線なんて 引けやしないよ
詩の構造 a-a-b-a'-b-b 極めて単純な構造(a-b) aと対句をなすa'のつながり不明
曲の調子 → かったるいだらだらメロディ
曲の感想 直線という観念の勝った曲 比喩あそび


五才の頃 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 思い出してごらん  五才の頃を
詩の構造 1:a-a'-a 2:b 3:a  aという内容ひとつで構成されている
曲の調子 → 流れるようなメロディが幼児の思い出のまわりに
曲の感想 「泣き出そうとしても 泣き顔がない」という言葉にはっとさせられる。何も覚えていない。


冬を待つ季節 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 春夏秋は 冬を待つ季節
詩の構造 1:a-b 2:a'-b 3:c-d-b
曲の調子 → 美しいメロディ
曲の感想 実にアイロニーな見方  別れのために出会いがあるという逆説


夜風の中から 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 浮気でやくざな 女が今夜どこで どうしていようと 知ったことじゃないが
詩の構造 1:a-b 2:c-b 3:d-b ストーリは a-c-dで展開される
曲の調子 ↓ いやな女の一人芝居
曲の感想 面白いストーリ展開だ


03時 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) あんたの涙と あたいの涙 夜汽車は 03時に すれ違う
詩の構造 1:a-b 2:c-b 3:d-b 典型的な歌構造
曲の調子 ↓  放浪癖の女 
曲の感想 典型的なすれ違いの歌


うそつきが好きよ 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 好きよ 好きよ 嘘つきは 牙の折れた   手負い熊
詩の構造 1:a-b-c-d 2:e-f-a-d 定型的な構造はない
曲の調子 ↑ 高い声だ
曲の感想 「自慢話は嫌い  約束事は恐い」にははっとさせられたが、詞が実にうまい


妬いてる訳じゃないけれど 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 誰かあたしを おさえていてよ 少しのあいだ
詩の構造 1:a-a' 2:b-b'-a" 詞の中心はaのみで単純
曲の調子 →  かったるい流れの曲
曲の感想 わがままな娘心


忘れられるものならば 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 遠く遠く遠く遠く 忘れられるものならば
詩の構造 1:a-b-c 2:a'-d-c
曲の調子 → 単純なメロディ
曲の感想 「忘れられるものならば もう 旅になど出ない」



アルバム3) 「あ・り・が・と・う」より

1977年リリース、アルバム3枚目である。美しいメロディーで歌う「まつりばやし」、「朝焼け」、「ホームにて」や、はっとさせられるストーリ展開が面白い「遍路」、「店の名はライフ」、「時は流れて」など、中島みゆきならではの世界が歌われている。若いのにどうしてこんなセルフが吐けるのか?



遍 路 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道
詩の構造 1:a-b    2:c-b    3:d-b
曲の調子 →  激しい感情の起伏は少ない
曲の感想 悲劇的というよりむしろコミカルな落とし文句にはっとさせられた


店の名はライフ 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける
詩の構造 1:a-a-b-a    2:3:4も同じ構造
曲の調子 ↑ 
曲の感想 ストーリー展開が楽しい(自転車の隣ーおかみさんと娘ー3階は屋根裏ーいまや純喫茶)


まつりばやし 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) もう 紅い花が 揺れても
詩の構造 1:a   2:b    3:c    ほとんど繰り返し構造を持たない
曲の調子 →  美しいメロディーが流れる
曲の感想 1:起 2:転 3:結の構造。まったく意外な悲劇的転回  


女なんてものに 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 笑ってごらんなんて なぐさめを あたし これから 信じないわ
詩の構造 1:a-b    2:c-a'     3:a
曲の調子 ↓ ドラマチックな旋律
曲の感想 ひどい男への恨み言 女の痴話


朝焼け 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード)
詩の構造 1:a-b 2:c-b 3:b'
曲の調子 ↓ いいメロディだ
曲の感想 ひどい男への恨み言 女の痴話


ホームにて 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券
詩の構造 構造はない
曲の調子 →  美しく悲しいメロディー
曲の感想 望郷の念止み難し  このアルバムで一番印象に残る曲


勝手にしゃがれ 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) あたしはあたし おもちゃじゃない どうしようと勝手
詩の構造 1:a-b 2:c-b' 3:b
曲の調子 ↓ 
曲の感想 まったくやけくその歌 女の痴話


サーチライト 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) きっと暗くて探せないだけよ
詩の構造 構造はない
曲の調子 ↑ 調子はいい
曲の感想 自分中心の世界


時は流れて 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 時は流れて 時は流れて そして あたしは 変わってしまった
詩の構造 構造はない
曲の調子 ↓ メロディーというより語りの世界、悲痛な叫び
曲の感想 「明日などないと 酒をあおれば なお褪めて 今日も まだ生きていた 人生は そんなもの」なんていう科白なの


アルバム4) 「愛していると云ってくれ」より
 

1978年リリースアルバム。独白調セリフのみの歌?「元気ですか」、「お前の家」というみゆき独特の世界が現れた。そうかと思うと「玲子」、「海鳴り」という美しいメロディと高い声の歌もあり、また「世情」という社会風刺のきいた歌、さらにコミカルなストーリ展開が楽しい「ミルク32」、「あほう鳥」といった多彩なみゆき像を見せてくれるアルバムだ。


「元気ですか」 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) ……ウソ ばっかり……誘いをかけてるだけよ
詩の構造 定型構造はない
曲の調子 → せりふのみで歌ではない
曲の感想 メロディのない失恋の独白


玲子 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 怜子 いい女になったね
詩の構造 1:a-b 2:a'-b
曲の調子 ↑ 高く美しい声
曲の感想 恋がうまくいっている稀な例


わかれうた 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る
詩の構造 1:a-b-c-d 2:e-f-c-d
曲の調子 ↓ 強い調子の歌
曲の感想 「恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい」というのが中島みゆきの美学なのか。 みゆきの名曲のひとつ


海鳴り 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 海鳴りよ 海鳴りよ 今日も また お前と 私が 残ったね
詩の構造 1: a-b-c 2:d-e-c
曲の調子 →  最も美しい曲のひとつ
曲の感想 孤独な女心を歌った名曲


化 粧 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 流れるな 涙 心でとまれ.
詩の構造 1:a-b-c 2:a'-c
曲の調子 ↓ 典型的な恨み節調
曲の感想 後悔と恨みで泣き叫ぶ女心


ミ ル ク 32 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) ねえ ミルク 聞いてるの.
詩の構造 1:a1-a2-b 2:a3-a4-c 3:a5-d
曲の調子 → コミックなセリフの流れ
曲の感想 32歳になっても平行線の男女  ミルクはマスターのこと


あほう鳥 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 二人並べて よくよく 見れば どちらも 泣かない あほう鳥
詩の構造 1:a-b-c 2:a'-b-c
曲の調子 ↑ 最高のコミックソング「女:あたしは いつもねぐらを探す 男:あんたは いつも 出口を探す」
 
曲の感想 言葉にメリハリのある対句(おつむーこころ)(ねぐらー出口)を使い、コミカルに展開。機微をついた歌


おまえの家 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) ギターは やめたんだ 食って いけないもんな 
詩の構造 構造はない
曲の調子 → せりふの静かに流れる歌
曲の感想 物語の展開がやさしく、人生の機微をつかんでいる。青春の挫折


世 情 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 時の流れを止めて 変わらない夢を 見たがる者たちと 戦うため
詩の構造 a-b-c-b-b-b
曲の調子 ↓ テレビ「金八先生」の挿入歌
曲の感想 変えようとする力、変われないものの哀れさとうそへの同情にあふれた歌  社会派歌謡曲の名曲



アルバム5) 「親愛なる者へ」より

1979年リリースアルバム。ドラマチックな「裸足で走れ」、美しいメロディーの「根雪」、お涙なしでは聞けない「ダイヤル117」 、社会風俗観察のすぐれた「狼になりたい」 などが傑作ではなかろうか。


 
「裸足で走れ」 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を 裸足で 突っ走れ
詩の構造 a-b-c-d-e-c
曲の調子 ↓ ドラマチックなメロディー、歌詞
曲の感想 「命があるなら 闘うべきだと おびえた声がする」と急所を突くような鋭い歌詞。背後から傷つける世の非情さを突っ走れ


タクシードライバー 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) タクシー・ドライバー 苦労人とみえて あたしの泣き顔 見て見ぬふり
詩の構造 a-b-c-d-c-e-f-c-c
曲の調子 → コミカルな流れ
曲の感想 から元気と落ち込みの落差、付き合わないタクシー運転手


泥海の中から 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) くり返す その前に 明日は少し ましになれ
詩の構造 a-a-b-a-a'-c-a'-a'-a'  ほとんどが繰り返し
曲の調子 ↓ 泥海とは大げさだ
曲の感想 悔い、許しよりも「明日は少し ましになれ」と前向きな歌


信じ難いもの 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 信じ難いもの:愛の言葉 誘い言葉
詩の構造 a-b-c-b'  単純な構造
曲の調子 ↓ 分かりやすいが深みがない
曲の感想 「信じてはいけない、大人になりなさい」悟の歌


根 雪 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) いつか時が経てば 忘れられる あんたなんか
詩の構造 a-b-c-d-e-c
曲の調子 ↓ 美しいメロディー、最後のオーケストレーションも聞かせる
曲の感想 やさしい女の慰めの歌


片 想 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 手を放せ 早く すがる袖から うかれているのはおまえだけ
詩の構造 a-b-a'-b
曲の調子 ↓ ハイテンション
曲の感想 どすの聞いた内容


ダイヤル 117 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 張りつめすぎた ギターの糸が 夜更けに ひとりで そっと切れる
詩の構造 a-a'-b-c-d-b'-b'
曲の調子 ↓  引きつるような悲痛な叫びの歌
曲の感想 美しい緊張と張り詰めた気持ちの名曲。お涙チョチョ切れ


小石のように 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) おまえ おまえ 海まで百里 坐り込むにはまだ早い
詩の構造
曲の調子 a-b-c-d-c'-c'
曲の感想 長い人生、自分を励ます歌


狼になりたい 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 狼になりたい 狼になりたい ただ一度
詩の構造 構造はない
曲の調子 ↓ やり場のない若者の鬱積
曲の感想 牛丼の吉野家での社会風俗観察が利いている


断崖ー親愛なる者へー 歌詞はこちら
 
さびの歌詞(曲のキーワード) 風は北向き 心の中じゃ 朝も夜中も いつだって吹雪<
詩の構造 a-b-c-d-e-a
曲の調子 ↑ 元気を出してゆこうやという曲
曲の感想 自転車操業のような人生の励ましの歌