■管理人は最低限、何をすべきか?
代表的なものは以下のようなものが考えられます。ただし、これらだけでは、無論十分ではない。
■予備知識(Security関連語彙)←わかる部分だけでも読んでおけば、後で楽かも。
■管理者のTIPS
管理者のTIPSを、以下に紹介します。
■攻撃と防御方法
●攻撃方法
●防御方法
■物理的なセキュリティー(詳しくは、基礎Physical_Security講座を参照せよ)
コンピュータ(サーバ)は、スプーフィングユーティリティよりも、斧によって破壊されるほうが、痛烈です(爆)。
以下に、基本的な物理的なセキュリティーで重要な点を紹介します。
■インタ−ネット・ワ−ム事件のシュミレ−ション(有名です)
インタ−ネット・ワ−ムを引き起こしたのは、 sendmail を外から telnet アクセスして、sendmail の DEBUG コマンドを起動したためである。 このバグは sendmail.4.12 にまずあったものだが、検証しようと思い archie で探したがなかった。そこで実行中にシェルコマンドを実行できるプログラムであれば、telnet アクセスはできないものの、 仕組みは同じだと考えた。以下の例は、mail コマンドの中でシェルコマンドを使って、 ファイルを消去する例である。
hogehoge% ls -al tt*
-rwxr----- 1 IPUSIRON file1
-rwxr----- 1 root file2
hogehoge% /usr/ucb/mail IPUSIRON←ユ−ザ名IPUSIRONでログイン。
~!ls
file1 file2
~!/bin/rm file1
~!/bin/rm file2
rm: override protection 740 for f2? y←ディレクトリのパ−ミッションが甘いので、無理に消せれた。
hogehoge% /usr/ucb/mail IPUSIRON←ユ−ザ root でログイン。
~!ls tt*
file2
~!rm file2←直ちに消える。
!
■telnet セッションの盗聴
Solaris 2.5.1 に標準である snoop というコマンドで telnet 開始時のログインとパスワ−ドを見ているところである。もしWWWホストのセキュリティが甘いと、このホストに侵入し、snoop を仕掛けられる可能性がある。下の例は標準出力にセッションを出しているが、ファイルにリダイレクトさせることもできる。バリアネット上を流れるパケットはWWWホストですべて把握できる。もし下記の telnet が外から内部ホストへの接続だとしたら、もうこのネットワ−クはおしまいである。 WWWホストには snoop のような、他 tcpdump や etherfind プログラムを放置しないようにしなければならない。
# snoop -d le0
Using device /dev/le (promiscuous mode)
|
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777 login:
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 k
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777 k
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 a
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777 a
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 t
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777 t
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 o
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777 o
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777 Password:
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 h
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 e
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 n
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 o
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 m
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 o
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 h
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777 e
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777 Last login: Mon May
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
192.10.200.1 -> hosta TELNET R port=10777 SunOS Release 4.1.4-
hosta -> 192.10.200.1 TELNET C port=10777
■認証と暗号化
暗号化の方法は DES が有名である。 しかしアメリカの輸出規制により、暗号化の鍵のコ−ド長さが、40ビット以下に制限されている。最近になって、ECの分野での暗号化の規制は緩和されたらしい。
■パスワ−ド強化(ワンタイム・パスワ−ド)
●ソフトによる方法
フリ−ソフトの S/Key、ソフト名 key がある。 チャレンジ/レスポンス方式である。S/Key は Bellcore の登録商標になっているので、OTP( One-Time Password ) と名前を変えて拡張が施されている。OTP には NRL( Navel Research Laboratory )開発の OPIE( One Time Password In Everything ) がある。ソフト名は opiekey, donkey である。OPIE の Windows 用には keyapp, wintop がある。
●ハ−ドによる方法
a.チャレンジ/レスポンス方式:
パスワ−ド管理しているホストにロッグインすると、チャレンジコ−ドを返す。これを携帯認証器に入力すると、ロッグインできるワンタイム・パスワ−ドを表示する。
製品:米Digital Pathway 社の SecureNet Key。SNK と略して呼ばれる。
米エニグマ・ロジック社の SafeWord。
米CRYPTOCard 社の CRYPTOCard。
b.タイムシンクロナス方式:
携帯認証器とパスワ−ド管理しているホストの認証サ−バが同期していて、一定時間毎に、異なるパスワ−ドを携帯認証器が表示する。
製品:米Security Dynamics 社の SecurID カ−ド。 カ−ドの液晶ディスプレイにパ
スワ−ドが表示される。HHA( Handheld Autenticater ) という暗号ロジック
を使用する。住友電工システム販売、サ−バソフトとカ−ド10枚で83万円。
■電子メ−ルの暗号化
1. PEM( Privacy-Enhanced Electronic Mail ) 方式。TCP/IP の公式標準。 WIDE プロジ
ェクトが作成した FJPEM がフリ−で利用できる。 最近では Windows 対応のソフトも
1万円ぐらいで出てきている。 FJPEM の場合、ボランティア・ベ−スの認証機関で認
証を受け暗号鍵をもらうことになっている。
2. PGP( Pretty Good Privacy ) 方式。RSA の特許に触れないように作ったらしいが、当
初問題になった。現在では特許問題も片付いたようで、日本でもフリ−の PGP 国際バ
−ジョンが使える。これは商用利用も可能である。 認証機関が必要なく、どうも一番
広まっているようである。それに普通の電子メ−ルとも互換性があるらしい。
3. S/MIME( Security MIME ) 方式。認証機関は必要としない。Netscape Navigator の将
来のバ−ジョン Galileo にサポ−トされる予定になっている。Netscape の 2.0 から
入った Netscape Mail には、画面下に鍵マ−クがついている。 これは SSL で暗号化
できることを意味するが、どう機能するのか、また Galileo との関係は分からない。
■ル−タのデ−タの暗号化
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ル−タがデ−タを暗号化する。セキュリティル−タと呼ばれる。同じル−タ同士か、同じ
暗号化処理、認証方式でないとだめである。まだ一般的ではない。
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NTT BL-3000 NTTが開発した暗号アルゴリズム FEAL( Fast data Encipherment
Algorithm ) と RSA(512bit) を併用。公開鍵と秘密鍵の組み合わせ。
セキュリティル−タSRシリ−ズ
独自開発の暗号アルゴリズム NSC1( Network Systems Cypher one)。
米ネットワ−クシステムズ社。
デ−タチェック機構 MD5 でデ−タの改ざんを防止。認証の RSA もあり。
The Security Router
DPF 暗号化、デ−タ圧縮機能。(株)ヒュ−コム扱い。
米NSC社の先進的ファイアウォ−ルル−ティング機能の
パケットコントロ−ル・ファシリティ(PFC)が入っている。
FireWall IRX Router
Livingston Enterprise,Inc. 開発。(株)デァイティ扱い。
NE-Secure Security Router
Soliton Systems K.K.
* WWWのデ−タの暗号化
SSL Netscape Commerce Server と Netscape Navigator の組み合わせで使
われる。TCP/IP とアプリケ−ションの間に SSL(Secure Socket Layer)
というプロトコルの層を作り、ここで暗号化や認証を行う。両者間では
例えば HTTP は HTTPS というプロトコルを使うことになる。
Secure HTTP 略して SHTTP と呼ばれる。Secure NCSA httpd と NCSA Mosaic の組み
合わせで使われる。 HTTP の上位互換プロトコルでセキュリティ機能が
拡張されている。EIT(Enterprise Integration Technologies) が開発。
■ソフトウェア
* 市販品
FireWall-1 Ver.2.0
プライベ−トアドレスとパブリックアドレスの変換を Ver.2.0 からサポ−ト。 初期
バ−ジョンはパケットフィルタリング型のファイアウォ−ルであったが、アプリケ−
ションゲ−トウェイ機能なども含めて来ている。それに FireWall-1 同士で仮想プラ
イベ−トネットワ−ク、VPN を開設できる。
30日間有効のエバリュエ−ションキット、マニュアルもありは2万7千円。50ノ
−ドまで79万円。ノ−ド数無制限版は298万円。SunOS 4.1.3, Solaris 2.3 用。
認証に MD5, Kerberos, SecurID, SSL, SHHTP をサポ−トする。
米 Checkpoint Software Technologies
BorderWare Firewall Server
DNS、電子メ−ルなどインタ−ネット接続に必要なソフトとファイアウォ−ル機能
を全てまとめたオ−ル・イン・ワンのソフトである。プライベ−トアドレスとパブリ
ックアドレスを自動変換する機能をもつ。パソコンのハ−ドディスクやイ−サネット
ボ−ドは指定の品でないとインスト−ルもできないことに注意。
25ノ−ド版75万円。BSD ベ−スで、DOS/V パソコン用のみ。
CRYPTOCard, MD5, SecurID をサポ−ト。
カナダ Border Network Technologies Inc.
TIS Gauntlet 3.0
TIS Firewall Toolkit の市販品である。Gauntlet 同士で VPN を開設できる。 これ
は swIPe というソフトウェア暗号化方法でデ−タを暗号化する。 暗号化と復号化は
DES で行う。しかしこの機能はアメリカでのみ利用できる。
70万円という話しもあるし、日立製作所の販売では132万円になっている。
BSD ベ−スのソフトは、DOS/V パソコンで使用。他 HP-UX, IRIX, SunOS 用がある。
MD5, Kerberos, SecurID, Secure Net Key, SSL, SHHTP をサポ−ト。
米 Trusted Information Systems (TIS)
この他
Interlock 3.0 米 Advanced Network & Services(ANS) 社:
Cyberguard 2.0 米 Harris Computer Systems 社:
Sidewinder 米 Secure Computing 社:米国国防省、CIA、NSAで採用。
* フリ−ソフト
fwtk
米 Trusted Information Systems 社のフリ−ソフト。TIS Firewall Toolkit が正式
名称であり、略して fwtk と呼ばれている。Gauntlet の基本部分でもある。 telnet,
ftp, rlogin, X, HTTP など各アプリケ−ションごとの Proxy サ−バが用意されてい
る。HTTP Proxy サ−バにはキャッシュ機能はない。 この他、特定のアドレスとポ−
ト間を接続する plug ゲ−トウェイ機能がある。ワンタイム・パスワ−ドも各種サポ
−トする。
Socks
sockd デ−モンが socks 対応の telnet コマンドなどを中継する。/etc/inetd.conf
を書き換えて使う。rfinger,rftp,rtelnet,rwhois がクラインアントで用意されてい
る。最初から専用コマンドを使い、ファイアウォ−ルを意識せずに使えるということ
で、サ−キットレベル・ゲ−トウェイとも呼ばれる Proxy サ−バである。 日本国内
で使う場合は、インタ−ナショナル版の export.socks.xxx を使うこと。
DeleGate
国産汎用多目的 Proxy サ−バ。色々機能があり過ぎて、 作った本人も DeleGate と
は何と説明するのに困っているらしい。漢字コ−ド変換機能もある。デ−タ中継する
する際に、漢字コ−ドも変換してしまうわけである。
HTTP, Gopher,FTP,WAIS,Whois,Telnet,X,NNTP,SMTP, POP,SU-SeeMe に対応している。
Mount 機能で内部のWWWサ−バを公開できる。電総研の佐藤豊氏作成。
CERN httpd Proxy
ヨ−ロッパ素粒子物理研究所が作成した CERN httpd の Proxy 機能部分。 内部ネッ
トにある Mosaic からでも Proxy サ−バ経由で、 インタ−ネットにアクセスできる。
Mosaic の wais,http,gopher,ftp などは、すべて http に変換される。 デ−タのキ
ャッシュ機能もある。Mosaic は Proxy 対応にして使うことになる。
wrapper
tcpd とも tcp_wrapper とも呼ばれている。inetd から起動されるプロセスに対して
アクセス制限する。Proxy 機能はないので、ゲ−トウェイでない単体ホストのセキュ
リティ対策向けである。ゲ−トウェイで使う場合は、CERN httpd Proxy などと組み
合わせて使う。ちなみに wrapper は包むという意味である。
portmapper、sendmail_wrapper
portmapper は RPC 制御をする portmap デ−モン用の wrapper と似たようなソフト
らしい。sendmail_wrapper は sendmail 専用のアクセス制御ソフトらしい。
Freestone
米 SOS Corp. の製品 Brimstone のフリ−ソフト版。
S/Key、SecurID、CryptoCARD をサポ−ト。
SunOS 4.1.3, Solaris 2.x, BSD/OS, IRIX 5.3 で稼働する。
ftp.cs.columbia.edu:/pub/sos/freestone
ftp.soscorp.com:/pub/sos/freestone
http://www.soscorp.com/products/Freestone.html
NcFTP
パケットフィルタリングのファイアウォ−ルを設けた場合、内側から ftp したい場合
は、一方向のコネクションを張る NcFTP コマンドを使う。これの他に FFF( FireWall
Friendly FTP ) というのもあるみたいだ。適当なサイトの /pub/Security/tool/fff
にある。紛らわしいのが wu-ftpd で、anonymous FTP 用のサ−バ・プログラムである。
■参考
HELPコマンドやMANコマンドばかり実行しているユーザは怪しいです。
■参考文献
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