■丑の刻参りとは?
俗に言う、わら人形のことです。丑の刻(夜中の1時から3時)にするからこの名が付きました。
■歴史
平家物語にも出てくるぐらい古いです。
絵巻物 「多賀社参詣曼荼羅」では呪いを行う者は女性が多いとされている。男性は暴力に訴えることもできるが、多くの女性は間接的な手段に訴えるしかないからだ。例えば、岡山県の育霊神社では神主が、「呪いのワラ人形」をお祓いして保管している。
また、現代でも「丑の刻参り」続いています。ワラ人形の他、呪いたい相手の所有物がうちつけられたこともあるらしいです。
■ワラ人形「呪い」事件
秋田県の事件の詳細は以下の通り。
第2次大戦後の日本で、警察が呪いに対して動いたことがある。昭和29年の秋田市にて、田中義江さんは、突然胸の痛みで倒れた。医者には原因がわからぬまま。数日後、交際相手の山本鉄也さんが警察に「彼女はワラ人形の呪いをかけられている。」と訴えた。山本さんは、数年前から堀田清子さんと交際していたが、 義江さんのことが好きになり別れ話を持ち出した。しかし、清子さんは諦めきれずにやり場のない怒りを義江さんに向けて近所の神社で「丑の刻参り」を行なったのだ。
警察は検討した結果、清子さんを脅迫容疑で逮捕した。すると途端に義江さんの体は回復し、周囲の人を唖然とさせたのだ。他にも呪いが効力を現したかにみえる事件として、女性関係に問題が多い男性が交際相手の女性の一人から呪われ、原因不明の頭痛が長期間続いたと言う報告がある。
これらの事件は「負のプラシーボ効果」によるものと思われる。「病は気から」というが、人間は思い込みによって本当に特定の症状が発現する。神社に来た人がワラ人形を目撃、この噂が義江さんに伝わる。日常的に起こることでも呪いのせいではないかと思えて脅迫観念となり、その不安がホルモンバランスを乱して変調を起こしたと思われる。
■ワラ人形の作り方
1、ワラで2つの束を作る。
2、2つのワラ束を交差させる。
3、それぞれの端を紐で固定する。
4、ワラ束の一方を2つに分ける。
5、できあがり。
■出で立ち
■やり方
午前二時に神社の御神木に、相手の名前を書いた紙、ないし髪の毛を入れたわら人形を、五寸釘で打ちつけていきます。服装は、白装束、白はちまきに頭にロウソクを2本立て、般若の面に木鎚というのが正装ですが、融けた蝋が額にたれると結構危険ですし、暗い境内の陰でこそこそ着替えるのも面倒なので、普段着でいいでしょう。注意点は、儀式を他人に見られないこと。目撃されると呪いの効果がなくなります。また、わら人形のツボを狙わないこと。呪いをかけたはずが、肩こりを治してしまったりしたら笑えません。
■メカニズム←マイナス・プラシーボ効果
1、不安が大脳辺縁系を通じ、内臓を司る視床下部に伝えられる。
2、自立神経の過剰な興奮を促す。
3、甲状腺、胸腺肝臓髄質などのホルモンのバランスを促す。
■追加
植民地に派遣されたオランダ人宣教師は次のような報告を残している。「地神のタブーにふれたと信じこむと、地元の人はどこも悪くなくとも数週間の間に死亡した」。平安時代の日本でも、強力な呪いを受けたと信じこんだ者が恐怖に脅えて死んでしまうという話がいくつか残されている。強迫観念が強ければ死に至ることもあるだろう。
■関連リンク・参考文献
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