■IPとTTL
IP(Internet Protocol)は、パケットにTTL(生存時間:Time To Live)を設定したりフラグメント化したりします。
例;経路制御が上手くいかずルーター間でパケットがループを始めたといったような時、もしTTLという概念がなければ、そのパケットは理論的には永遠に(?)そのネットワーク上を駆け回りトラフィックを増大させる(ケーブル内に物理的に若干、抵抗(Ω)はあるはずだから、いつかはパケットは消滅するが(微笑))。
だが、TTLを設定してあるパケットは、ルーターを通過する毎にTTLの数を一つ減らしそれがゼロになった時点で消滅する。即ち、TTLがゼロになる前に宛先に配信されなければならないという事になるが、もちろん人生とはそう甘いものではない。パケットがロスすることなど日常茶飯事だ。
■経路MTU検索との関係
フラグメンテーションに関しては、スバリ、「そんなに大きいのは無理よ」と言われた時に必要になる。言うまでもなく、ネットワークによってMTUは異なる(例えばEthernetは1500オクテット)ので、それに合わせて分割してやらなければならない。そして、それをその都度ルーターにやらせるのではなく、送信元のホストであらかじめ分割が必要にならない大きさ(経路MTU)に分割してから送る方式を経路MTU探索という。
■ICMPとの関係
パケットが消滅したというイベントや分割が必要だという事を送信元のホストやルーターはどうやって察知すればいいのだろうか?そこで、ICMP(Internet Control Message Plotocol)が活躍します。。
TTLがゼロになり、そのパケットがルーターによって破棄された時はICMP時間超過メッセージ(ICMP Time Exceeded Message)が、そして、パケットのサイズがMTUを超えていたり、送信先のアドレスに不備があったりして目的のホストに届かなかった時は、ICMP到達不能メッセージ(ICMP Destination Unreachable Message)がそのルーターから送信元のホストにむけて送られる。
つまりIPがコネクションレス型のプロトコルである以上、パケットに何らかの障害が起きたときにそれを通知するプロトコルであるICMPはIPにとって不可分であり、また、IPを利用してメッセージを配信しているICMPもIPに依存しているということができる。
■IP周辺
おそらくNukeやポートスキャナーを使用する時に入力するものとして世間に広く知られていることと思うが、この32ビット(4オクテット)からなるアドレスはネットに接続されている全てのホストにユニークに割り振られ、データリンク層のMacアドレスと共に、ネットを介してデータをやり取りするにあたってなくてはならないものといえる。そしてIPアドレスは、OCN等の専用線で接続しているのではなく一般のISPからダイアルアップで接続している場合、製造時にROMに焼かれその機器が廃棄処分されるまで終始固定のMacアドレスとは異なり、つなぎなおす毎にランダムに変わってしまう。それ故に、例えば今日チャットや掲示板である人物のIPアドレスを確認したとしても、その人が次の日も同じIPアドレスである確立はおそらく254分の1以下(クラスCで考えた場合)だということも記憶しておかなければならない。
■参考文献
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