
今月のindex
◎おすすめ絵本:モロさんのこの本知ってる?「心の扉をひらく本との出合い」(諸岡 弘)
◎エッセイ:くるみ割り人形よもやま話 (レインボー)
◎おすすめ絵本:センス・オブ・ワンダー (くらむ)
◎絵本紹介:「てぶくろ」(くらむ)
◎情報: 中京こどもみらい館「読んだ絵本リサイクル」
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おすすめ絵本
●《モロさんのこの本知ってる?》
「心の扉をひらく本との出合い」
笹倉 剛 著 北大路書房 l
900円(2002年10月発行)
JRAC関西支部 代表 諸岡 弘
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画像の使用許可をいただいています。
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昨年l
2月に「子どもの読書推進法」ができたました。それ以降、にわかに子どもの本に対する
関心と活動が活発になってきました。私の方へも幼稚園や小学校からお母さんたちに、絵本の話
をして欲しいとの講演依頼が多く寄せられる様になってきました。
これまで子どもの読書推進に関する部分的な本、例えぱ「読み聞かせ」や「プックトーク」「ス
トリーテリング」などのノウハウを扱ったものは、たくさん出されておりましたが、それらをま
とめた包括的ものはほとんどありませんでした。わずかにJPIC読書アドバイザー養成講座(通信
教育)のテキストとして『読書推進活動』があるのみです。しかしそれは多くの人の目に触れる
ものではありません。
今度出た『心の扉をひらく本との出会い』は一般の書店で手に入れることができます。著者は長
年にわたって、学校、公共図書館、読書ボランティアで活躍され、現在も兵庫県立図書館で主任
調査専門員、北はりま「子どもの本の学校」主宰をされている、経験豊かな読書推進の専門家で
もあります。その経験を生かし、子どもの読書を多角的、広角的視点から現状を分析し、その問
題解決の指針を具体的に示した良書といえます。
出版業界の読書推進活動にも触れ、もちろんJPIC読書アドバイサーの活動についても述ぺられて
います。私も実名で登場しています。
子どもの読書に関心を持つ人、これから子どもの読書に関わる活動をしようとする人にそして子
どもの読書に無関心な人に是非読んでいただきたい本です。
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エッセイ
●<くるみ割り人形よもやま話>
レインボー
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商社マンだった祖父はクラシック音楽マニア。オープンリールの膨大なライブラリーを持って
いました。そして幼い私のためにダビングしてくれたのが音楽物語。
「ピーターと狼」「魔術師の弟子」「ウィリアム・テル」「動物たちの謝肉祭」そしてこの「く
るみ割り人形」。当時はダビング機器などなく、ステレオの前にカセットデッキを置いて録音。
そのテープには私の幼い声と祖父の「シー!」の声がかすかに重なっています。
そんな思い出もある「くるみ割り人形」はバレエ音楽。お話も演出によって様々です。クリス
マスの夜、ドロッセルマイヤーおじさんからくるみ割り人形をもらったクララ。真夜中に人形達
とねずみの戦いが始まります。くるみ割り人形をねずみから助けると、魔法が解け、王子様が。
クララはお礼にお菓子の国へ案内されるが、王子に求婚されたところで、それは夢だったという
お話。
バレエでプリマが踊る都合上、金平糖の精が主役、くらいなら許せますが、クララという名前が
マリーとなったり、くるみ割り人形の魔法が解けるところを違うお話にする絵本もあり、「くる
み割り人形」好きの私には許せません。脚色するにしてもお話の骨子を変えてしまうのはやりす
ぎだと思います。最初に出会うお話はやはり純粋であってほしいと思います。私が子どもの頃は
名作にしろ昔話にしろ、とても美しい挿絵で原作に忠実に書き下ろした読み物が多かったような
気がするのですが・・・。
今の私のお勧めはCD版です。お話と音楽と一緒に楽しみましょう。
『音楽物語 くるみ割り人形』
作曲:チャイコフスキー
指揮:アンドレ・プレヴィン ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
語り:吉田日出子
東芝EMI
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おすすめ絵本
●『センス・オブ・ワンダー』
レイチェル・カーソン〔著〕 上遠
恵子訳 新潮社
本体価格: \1,400
くらむ
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ー子どもといっしょに自然を探検するということは、まわりにあるすべてのものに対するあなた自
身の感受性に磨きをかけるということです。
ー地球の美しさと神秘とを感じとれるひとは、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れた
り、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。
(以上本文より)
この本は映画化され、あちらこちらで自主上映されています。ふだんあまりにも自然が少ない中
で暮らしている私たちだからこそ、空を眺めたり、花に見とれたり、このような自然のすばらしさ
を思い起こさせる本を読むことが大切なのかもしれません。
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絵本紹介
●『てぶくろ』
ウクライナ民話(世界傑作絵本シリーズ
ロシアの絵本)
エウゲーニー・M・ラチョフ え うちだ
りさこ やく 福音館書店
本体価格: \800
くらむ
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おじいさんが森に落としたてぶくろに、動物たちが一匹、また一匹。いのししやクマもはいり、
てぶくろはいっぱい。そこへおじいさんがかえってきて、動物たちはあわてて飛び出し、何ごとも
なかったようにおじいさんはてぶくろをひろうという、幻想的なお話です。
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情報(京都新聞記事より)
中京こどもみらい館「読んだ絵本リサイクル」
「家庭に眠る絵本の活用を」と市子育て支援総合センターこどもみらい館(中京区間之町通竹屋
町下ル)の図書館が、絵本のリサイクルに乗り出す。手始めに四日から十六日まで、同館に絵本を
持ち込んでもらい、二十一日から開く「みらいっこまつリ」で無料配布する。本のリサイクルは、
市の図書館では初めての試み。子どもが育ち、不要になった絵本の処理に困っている人と、絵本を
必要としている人との橋渡しをしようと企画した。ボランティアが中心になって準備をしてきた。
期間中、同図害館前に受け付けカウンクーを設ける。乳幼児対象の絵木のみで、雑誌は除く。
持ち込み冊数に制限はないが、破損、落害きの著しい絵本は受け付けない。同図書館が廃棄処分に
する本と合わせて、二十一日から二日間、こどもみらい館二階にコーナーを設ける。
好評の場合は、今後も継続する予定で、ボランティアの三上啓子さん(65)は、「子どもたちに読ん
でほしいと思う絵本を持ってきてほしい」と呼びかけている。
こどもみらい図書館 Tel(254)8181
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