日本一短いローカル私鉄へ
H14/12/28〜29
(各写真をクリックしていただくと、大きめの写真をご覧いただけます。)
年末年始、滋賀の実家で過ごすことにしました。例によって(笑)香辛房に寄ってみようと聞いてみると、年内は12月28日が最後の営業とのこと。これで日程が決まり、さらに空いた日には、日本一短い私鉄である紀州鉄道に乗ってみようということになりました。
厳密には、この年の10月27日に開業した芝山鉄道が、成田空港の脇を1駅2.2kmという短い営業距離で日本最短になりました。ですが、この路線はまだ延伸しそうで、また運転形態は全ての電車が京成線直通なので、紀州鉄道が実質的に日本一短い私鉄線ということにしておきましょう。
ちなみに紀州鉄道は2.7km、この間に3つもの駅があります。
平成14年12月28日、土曜日。まず目指すは香辛房です。今回は年内最後の営業日ということで、ちょっぴり遅めの時間に行くことにしました。日中、東海道線を乗継いで西へ向かいます。
横浜からまず乗ったのは、快速ムーンライトながらの折返しである323M静岡行。9両という短編成に加えて、特急型車両ということがけっこう認知されているらしく、6時前なのにかなり乗っていました。辛うじて1つだけ空席を見つけ、ぶじ着席。静岡近くまで眠っていました。
静岡ですぐ接続の電車に乗継ぎ、浜松へ。浜松が近づくとかなりの混雑になり、乗り換えが心配で1駅手前で席を立つと、ドア付近で身動きがとれなくなりました。土曜日の10時前、中堅都市に向かう電車が混雑する時間帯なのかな。
浜松に着くと、接続の快速電車はすでに満席。なんとかもぐり込むと、大きなギターと思しき荷物をかかえた3人組が4人席を占拠しています。通路にまでぎっしり人が立っている状況で、荷物を座席に座らせていたのでちょっと声をかけて座りましたが、周りの状況が何も見えていないようで、なんだか悲しかった…。
名古屋からは関西本線でさらに西を目指します。立ち客がいた車内は名古屋を離れるにつれ静かになっていきました。終点の亀山の直前、加佐登で下車し、三河から愛車で香辛房に向かうふれあく氏とこの駅で合流しました。毎月第4土曜日は、この先の亀山から加茂までの区間、保守工事のために日中は運休してしまいます。
ふつうならまず降りることがないであろう、加佐登駅。無事ふれあく氏と合流し、さらに西へ向かいます。途中、関西本線の線路の保守工事を見かけたり、木津川の水面を眺めたりしながら、京田辺へ。道中うとうとしてしまいました…ふれあくさんごめんなさいっ!
香辛房ではてるてる嬢、よっしー氏と合流。マスターといろいろお話をしているうちについつい長居をしてしまい、気づけば外は暗くなっていました。次から次へと話が弾み、年内最後の客になってしまいました。
翌12月29日。この日は東濃からやってくるたかえむ氏と、18きっぷを共用します。そんなわけで、早朝から乗継いでやってきたたかえむ氏と、草津駅で合流。大阪駅でおやじまふぃあ氏も合流して、3名での珍道中となりました。
和歌山から乗継いだのは113系4連の編成。3人なのでボックスが空いていないかと後ろから探しましたが空きはなし。でも前のほうに行くと1人だけしかいないボックスがけっこうあり、地元の方と思しき人と同席すると、その方は2つめで降り、あとはボックスでのんびり。車窓は海がきれいです。
紀州鉄道の近くを走るローカル私鉄の有田鉄道が、この年末限りで廃止になってしまいます。この鉄道とセットで乗る人が多いかなとも思いましたが、有田鉄道はもともと休日運休なので、かえって日曜日に訪れる人は少なかったみたい。御坊まで、同好の志らしい姿は見かけませんでした。
その有田鉄道が分岐する藤並を過ぎ、湯浅で回送電車に先を譲り、のんびりと走ります。この回送電車、時刻表を見ると土曜日には特急として運転されているスジのようです。
和歌山から1時間で御坊に到着。紀州鉄道のディーゼルカーは、駅の隅の0番線でちょこんと発車を待っていました。車内には10人くらいの客。私たちが乗り込むと、すぐ発車となりました。
がたごと揺れながらのんびり走ります。市街地の中、2.7kmを8分かけて走り、あっさり終点の西御坊に到着してしまいました。この路線、かつてはこの先の日高川駅まで延びていて、廃線跡がくっきり残っています。ここを辿ってみることにしました。
廃線跡といってもレールはそのまま残っていて、跡を探す必要はまったくありませんでした。ですが敷地内には柵があり入れず、また一部では民家の庭先になってしまっている様子で、並行する道を歩き日高川駅跡に向かいました。
日高川駅跡は、探すまでもなく簡単に見つかりました。日高川の堤防に遮られるように停まっていたようです。ホームは民家と駐車場に変身しているようですが、レールはそのまま残されていました。
堤防の道路に上り、駅跡を眺めてみました。今にも列車がやってきそう…にはさすがに見えないか。
|
|||
|
|