平成社会の人々の動き
第 12 話 「虎球団の光と陰」(阪神タイガース優勝の周辺)
<虎縞の陰(暗黒色)・応援団の暴力行為>
平成15年度日本プロ野球ペナントレースは、阪神タイガースの圧倒的な強さでリーグ戦が終わり
ましたので、本来ならばおめでたい優勝関連の話しを並べたいところですが、前に優勝に至るまでの
同球団に関係した暗い話し、言うなれば「虎縞の陰」黒色の話題から進めます。
次の新聞記事は、去る10月末及び11月初めの報道です。

(読売新聞・平成15年10月31日及び11月1日付)
この記事は、今年の話しではなく、約1年前の昨年9月24日、阪神甲子園球場で行われた伝統の
一戦である阪神対巨人の試合で、巨人がセントラルリーグの優勝を決めた試合の話しです。
何故、優勝した今年のこの時期になってこういう暴力行為が新聞紙上に出てきたのか、前後関係や
情報周辺事情が今ひとつよく分からないところです。
兎も角、「阪神タイガース」だけがお好みで、他の野球団は「大嫌い!」とばかり、同球団の事だけ
しか普段から考えない人々がいるのです。
「巨人の優勝などどうでもいい。阪神の勝利が優先だ」
とばかり、好かない巨人の優勝セレモニーなど、阪神タイガースの本拠地・甲子園で見たくないわけ
です。タイガースの応援歌を優先させ巨人のことは後回しというわけで、球場関係者に毒づいたわけ
です。
ファンでない人から見れば、阪神が勝とうが、巨人が優勝しようが「たかが野球じゃないか」
「どちらが、どうなろうと、自分の利害損得に全く関係なし!」とばかり、「馬鹿なことに騒いで、
事情によっては、命まで懸けて」と思います。
ところが「たかが野球とはいいながら、他人事ですまされない」ーそこが、またファン気質なんで
しょうね。これは何も日本の野球に限ったことではなく、世界中どこでもスポーツ世界で見られる
ことです。いや、スポーツ世界だけでなく、こと人間の「嗜好の世界」には、どこでも、なんでも、
いつでも付きまとうファン気質でしょう。
自分の好みを大声で「おめいている」限りは良いのですが、他人を巻き添えにする段になりますと、
迷惑行為であって他の何でもありません。冷静に、冷静に、と掛け声だけではどうしようもない衝動を
どうも処理できない、自分を抑制することは無理なんでしょうね。
「大の大人が!」ーこの点に関しては、大人でも子供でも何でもないのでしょう。
巨人は「常勝球団」ですから、ファンも大様に構えられるところ、阪神ファンは、なにせ18年に
いっぺんのチャンスを何とか掴みたいと思うことがこのような極端な行為に走らせるのでしょうか。
野球団がなくならない限りこの種のトラブルは皆無にならないでしょう。残念ながら。
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<虎縞の光(黄金色)・優勝パレード>
阪神タイガースは、昨年は優勝も出来ず、残念な一年でしたが、今年は、上記に出たような極端な
ファン応援の甲斐もあって優勝できました。今年の成績は別ページに示すとおりです。

平成15年11月3日午前の御堂筋優勝パレードのチラシ


全国新聞各社(上左:朝日、上右:毎日、下左:読売、下右:産経)の
V1優勝パレード写真報道(平成15年11月4日付)
パレードの御堂筋現場に居合わせた体験でも、上記の陰の部分が感じられました。
<観覧マナーの悪さ>
人よりも少しでも前に立ちふさがって、自分だけよく見られればいい魂胆。
ビル街の周辺に塵を散らかそうが、平気。
植え込みに入ってビルの樹木を台無しにしょうがお構いなし。
傘を差しても後の人への配慮などなし。
パレード実行委員会事務局のマイクによる指導など、聞いて聞かぬふり。
<雨中のパレード>
パレードは、10:30祝典挙行。10:45パレードスタートで約30分ほどで、終了しましたが、
あいにく曇り空が雨に変わり、丁度、パレード進行中が一番雨足が烈しくなったときでした。
この状態の良い言い方をしますと、18年ぶりの優勝だから
「雨に神さんもどうしても見たかったのでしょう。」
と言うことになりますが、上記のようなマナーの悪さからしますと、
「だから、雨が降ったんだ。!」「悔しかったら、もっとマナーを良くせよ」
雨の神さんが指導してくれているのだ。
マナー向上で、毎年優勝といきたいのがファンの心理でしょうか。

豪雨の中の優勝大行進
<虎縞の閃光・V2優勝パレード>
暗い面ばかりを触れないで、未来の明るい栄光を祈念して、次に平成16年10月中旬の新聞面を
賑わすであろう未来写真の一部を切り抜いて張っておきます。題して
「阪神タイガース、平成16年度ペナントリーグ優勝 V2に輝く!!!」
| セントラルリーグ勝敗表(実績)(全日程終了時点・平成16年10月15日集計) |
| 球団名 | 試合数 | 勝ち数 | 負け数 | 引き分け | 勝ち率 |
| 阪神 | 140 | 79 | 60 | 1 | 0.568 |
| 中日 | 140 | 72 | 66 | 2 | 0.522 |
| ヤクルト | 140 | 71 | 66 | 3 | 0。518 |
| 巨人 | 140 | 69 | 68 | 3 | 0.504 |
| 広島 | 140 | 67 | 71 | 2 | 0。482 |
| 横浜 | 140 | 53 | 86 | 1 | 0.381 |

<<<V2優勝を祝う岡田監督と選手群>>>
(平成16年10月10日付毎朝新聞朝刊・第一面写真記事より)

V2優勝パレードの沿道風景

V2優勝パレード後の出発点大阪市役所前の「祭りの後の沿道風景」
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(参考メモ・その1)「阪神タイガース」略歴
阪神タイガースの歴史を一堂に展示しているのが、阪神タイガース資料館で、甲子園球場
電光掲示板の一階に設けられた博物室です。阪神タイガースの公式ホームページにリンクされています。
このページには、1935年株式会社大阪野球倶楽部が「大阪タイガース」を結団した時期から
五年ごとの歴史を紹介しています。
また、タイガースファンのためのいろいろなインターネット上のホームページを一堂に集めているのが
ホームページもあります。
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(参考メモ・その2)「大阪タイガース」応援歌物語

「六甲おろし」の最初のSPレコード逸話を報道する神戸新聞(平成11年2月21日付)
現在の阪神タイガースの球団名は、当初「大阪タイガース」だったのです。
そこで、タイガース球団史を繙くと有名な応援歌「六甲おろし」の制定歴史が記されています。
「昭和11年3月25日、在阪の知名士約二百人を甲子園ホテルに招いて披露宴を張り、
(応援歌「六甲おろし」を)発表した。」
タイトルは「大阪タイガースの歌」佐藤惣之助作詩、古関祐而作曲、奥山貞吉編曲で、歌唱は、
歌手中野忠晴とコロンビア合唱団となっています。
このSPレコードのB面には、「大阪タイガース行進曲」となっているとのこと。
(参考事項)「六甲おろし」の中で「オー、オー、オー、オー、阪神タイガース!」と、
四度の掛け声「オー」が出てきます。ほとんどの人は「虎の雄叫び」と思っている
のですが、実は、これは「大阪タイガース」の「お」なのです。
この辺も球団の歴史の推移を物語るところです。
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平成15年11月3日 *** 奈華仁志 ***
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