ごあいさつ
日本民族の言霊ともいうべき「和歌」の創り出す文化伝承に大きな意味を見出しているものとして、
「敷島の道」への思い入れは次の通りです。
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もともと和歌を詠むとは、人が見たこと、聞いたこと、感じたこと、願うことなどを
言葉にするわけですから、もっとも人々に感心のある事とは、自分のことであり、自分の欲望を
遂げたいという事に尽きるでしょう。
美しい景色を見て、「絶景かな、絶景かな」と人に訴えることよりも、好ましい異性に
心を動かされて、自分の心情を訴えたい事の方が感情も強く、迫力もあり、聞く人の関心も高く、
和歌に詠みあげる機会も多いのです。
男女間の感情の絡みは、生物的本能に基づくもので、何時の時代の誰とは問わずに人々に
付き纏うものです。平安朝の人々の和歌に託す気持ちや、平成現代人の歌謡や演歌に託す思いも、
全てこれらの本能の表現の一つにすぎません。
これまで人類は、異性への思いを和歌に詠んだり、小説や詩として文字に残したり、
絵に仕上げたり、態度で示す舞踏や演劇などに形を借りたりして、いろいろな表現の方法を
変えて伝承してきました。
言葉に出しただけでは、その場で消えてしまう感情を、何とか永遠に残る形を取りたいと
願ってきたわけです。
その意味では、いろいろある恋の表現形式の中でも、和歌はもっとも適切な方法である
ことが証明されてきたわけです。
人に伝えやすく、覚えやすく、短い言葉の固まりでありながら、しかも心情がその中に
託されている、いわゆる言霊と言われている所以です。
日本人は、多くの民族のなかでも非常に優れた心持ちを伝える表現方式を手に入れ、
しかも千年以上もそれを伝承してきたわけです。
これからの千年もますます和歌の表現により、民族の心が後世へ積み上げられていくことでしょう。
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平成11年5月に、百人一首歌の随想文集として「平平点描」という冊子を出版いたしました。
未だに索引を作成していませんので、このホームページに少しずつ書き出して行きたいと思っています。
併せて、その翌年よりインターネットのホームページに連載を開始しました「敷島随想」も
現在引き続き連載中ですが、上述の「平平点描」以降の参考情報を盛り込みつつ、このホームページに
索引製作の元資料を書き足して行きたいと思っています。
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