「う〜む、この辺りであってるはずだけどなぁ……」
 人通りのそれなり多い町の中心に立っているビルの前、俺たちはある人との待ち合わせのために目的ポイントを目指している。
「あ、あのっ かずまさん。あそこじゃないですか?」
 俺にそう言いながら、少し先の人影を指差すのは、俺の隣にいる見るからにいじめられっ娘オーラを放っている少女。
「ん? ああ、そうだな。お〜い」
 いいながら俺は少し脚を早め、横の相棒も合わせて小走りする。
「まったく。お前一時間もなにしてた?」
 待ち人からの第一声はこれだ。
「いや〜、仕事が長引いちまったんだ。すまんかったなジン」
 俺の謝罪を聞いた相手ジンは、やれやれとおおげさな身振りで疲労を表現した。すると、俺の横のが「あっ、あのっ! ごっ ごめんなさいっ!!」とものすごく必死で謝り始めた。
 俺の仕事はまあ、ようはなんでも屋。つっても危険な魔物退治が主な仕事だ。
「風真、お前の言ってた相棒ってのはこの娘のことか?」
 気にするなと言った後、不思議そうな視線で、ジンは相棒を見やる。その視線に相棒は「っ」と声にならない声を出しながら体をこわばらせる。
「そ。エルナ=コトノハだ」
「あ、あのっ。よ……よろしくおねがいします」
「よろしく、ジン=ハザードだ。やけに縮こまってるが、性格なのか?」
「あの、はい……すみません」
 エルナはそう言い、また頭を下げる。
 「で、だ。お前から呼び出すなんて珍しいな。なんかあったのか?」
 「ああ」と、少し息を交えつつジンは答え、その事情を軽く話す。
「妹がどうやら魔科学者の連中に、なにかされたらしい。今はその連中からなんとか逃げて、友人の家で暮らしているそうだ」
「魔科学者? 聞いたことねぇ言葉だな。異界の話か?」
 俺の問いにジンは頷く。
 このジン=ハザードって奴は、時空警察なる組織に所属してるんだけど、この時空警察ってのは文字通り。
 時空、つまり世界を超えての警察活動を主な仕事にしてるらしい。信じがたい話だと最初聞いた時俺も思った。
 けど本人にその証拠 ーー 仕事場と仕事についていったことがある。 ーー を以前見せられて以来、俺の暮らしてるところ以外にも世界が存在してることを理解した。
「異世界……どんなところなんですか?」
 エルナは俺から話を聞いて、少しはそれに理解を示してるようだから、こうやって驚きもせず普通に聞いてる。よく信じる気になるな、とは思うけど。
「今回行くのは魔界。あまり長居すると実際にはともかく、精神的に健康によくない雰囲気のする世界だ」
「魔界、ねぇ。聞くからに高水準の暗視能力必須な感じがするぜ」
「暗いのやだなぁ」
 そう俺の相棒エルナはつぶやいた。お前はいやじゃない物があるのかと言いたくなるぐらい、いろんなもんにビビるんだけどなエルナの奴は。
「さて、とりあえずオフィスに行くぞ」
 言いつつジンは歩き出す、当然ながらそれに俺たちも続いた。
 
「以外と近いな
 オフィスに到着した俺の第一声。さっきのところからさして時間をかけずに到着している。
「な……なんだか、緊張します」
「常に緊張したような声なんだが、お前の場合……」
「そ、そんなことないですよ」
 とかいいつつどもってるじゃねぇか。まあこいつもいろいろあったようだから、しかたねえのかもしれねえけど。
 すでに手続きは済ませてあるとかで、ジンはジン自身の相棒を伴って、魔界とやらに向かうらしい。
「んでよジン。妹のことだけで魔界に行くつもりなのか?」
 俺の問いに、ジンは頷く。けど、さっきまでとなんだか雰囲気が違う。
「詳細な情報を秀奈に調べてもらっていたんだが……」
 そこまでで言葉を切ったジンは、拳を握り締め続きを語る。秀奈ってのはジンの相棒の名前だ、俺と同じく男女ペア。
「たしかにエリーナの魔力は発揮し切れていないが強大だ。そこに目をつけた魔科学者は、その魔力を兵器に転用しようと考え、エリーナを攫いその魔力を動力源にするために奪った……!」
「な……」
「そんな、ひどいです……」
「ほんとです」
 俺 エルナに続いて秀奈も、知りえた情報に憤りを覚えている。
 エリーナはジンの妹で、前に何度かあったことあるがこれがまたなかなかに美少女だった。
「だから、俺は兵器研究をしている施設に向かい、その研究データを押収する。それが今回の仕事だ」
「押収か、なるほど いかにも警察だな。そんなら俺は研究施設を使い物にならなくしてやるか」
「え? でもかずまさん。使い物にならなくなっちゃ、先いろいろ不便なんじゃ……」
「施設一つ潰れた程度じゃ困らねぇだろうぜ」
 俺の返答に、少し考えるように「そうなのかなぁ?」と呟くエルナ。
「そういや、魔界に行くったって、違う世界になんてどうやって行くんだ? 前に仕事見せてもらったときゃこの世界内で起きたことだったろ?」
 俺の疑問には、ジンが「ついてくればわかる」とだけ答えた。
 たしかにジンと秀奈は、どこかに向かって歩いてるんだろうなってのはわかる。少しはあった人の気配が少しずつ薄れて来てるから、専用の部屋と装置かなんかあるんだろう。
「目標ポイントは決めてありますか先輩?」
 秀奈がそうジンに聞いている。どうやら秀奈は後輩らしい、仕事の細かいことは聞くつもりがなかったから今まで聞いてなかったんだよな。
「ああ。エリーナの様子をまず確認しようと思ってる」
「と言うことは、その友人さんの家のポイントを知ってるんですか?」
「まあな」
 そうジンが答えたところで、でかい扉の前に辿りついた。見たところ、金属性だ。扉の中心辺りにあるコンソールを操作して、ジンはその扉に開場支持を出す。
「これが、世界をわたるための部屋か?」
「なんか、普通の部屋ですね」
 操作が必要な扉の向こうにあったのは、意外とどこにでもありそうなエレベータホールだった。もっとすごい装置なのかと思ったら、なんのことはないんだな。正直ちと拍子抜けだぜ。
 ジンの奴はエレベータに向けて歩きながら、懐からなにやらディスクを取り出した。
「なんだそのディスク?」
「このエレベータを時空跳躍装置にするためのデータディスクだ。聞くより実際やった方が早い。まあとにかく乗っとけ」
 その言葉が終わるのと同時に、ジンはエレベータ前に着くと開くボタンを押す。普通のエレベータよろしく扉が開いた。
続きですよ
本を閉じる
給料前でお金がない・・ 独自ドメインの取得をするなら 海外旅行保険の加入はコチラ!

[PR] | RMT葬式 費用高崎浦安大井町新越谷中国SEO対策消費者金融車 買取テンプレート沖縄旅行免許合宿二輪引越しプレゼントゴルフ会員権留学レーシックマッサージFXアフィリエイトFXホームページ制作デイトレード海外現地情報ハワイ旅行タイバンコクハワイ レンタカーベスト ハワイ ホテル レーツバリ島Hawaii hotelsHawaii Activitiesbhhrハワイホテルテキスト広告
【運営会社「パラダイムシフト」サービス】 ハワイ現地オプショナルツアーリラックマ) - ビジネスクラス航空券 - 格安航空券(1) - 格安航空券(2) - 海外ホテル - 韓国旅行 - タイムシェア - ホテル 予約
無料ホームページ - 携帯ホームページ - 無料ホームページ作成 - レンタルサーバー - ブログ - ヴィラ - ハワイ コンドミニアム - バリ島 ホテル - プーケット ホテル - タイムセル - 口コミ - 格安国際電話 - ホノルルマラソン - サイトパトロール - 誹謗中傷 - 宿泊料金比較 - 口コミ