「いらっしゃい」
「こんばんわ」
 ふんわりとした雰囲気の男女が、姫様たちにそう声をかけた。
「おじさま おばさま。お久しぶりです」
 そういい会釈をしたのは、なんとスタン=プローズであった。
「三年ぶりですね、スタン姫」
 楽しげにそう男性が、姫様の会釈に対して言葉を返す。
「残念。たしかに暫くお会いしていなかったですが、そんな堅苦しい呼び方をするようになってしまったんですね」
 男性に答え、大仰な身振りで冗談であることをほのめかす姫様。それに男性は楽しげな笑みを返すのみである。蚊帳の外な咬とホワイトとオーディーは、人間二人は顔を見合わせているしオーディーはこんな姫様を見るのが初めてだと言わんばかりに固まっている。
「それで、そちらの方は?」
 男性と並ぶようにテーブル脇に立っている女性は、ありえないスタン=プローズに不思議差満載状態の三人を示して尋ねている。
「わたしの友人です」
 視線を向けることで挨拶するようにと促すスタン姫。三人は慌てて姿勢を正す。
「あ、あの……爆牙咬です。初めまして」
「初めまして、ホワイト=エクスプリートです」
「は、はじめまして オーディーと申します」
 三人が三人とも緊張しまくっている、だがホワイトは多少慣れているのか他二人よりは緊張していないように見える。
「うふふ。そう緊張しないで、楽にしていいのよ」
 女性はそうにこやかに笑うが、言われたからと言って簡単に解ける緊張ではないだろう。
「お気遣い感謝します」
 緊張で舌を噛んでしまいそうになりながら、咬はそう女性に答える。
「あらいけない。そういえばわたしたち、まだ貴方たちに名前を言っていなかったわね」
 恥ずかしいと言うように、軽く口に手を添える女性は気品があって自分にはまねできないと咬とホワイトは思った。
「メイナルーシェ=ハンマーです」
 そう女性 メイナルーシェは、さきほどの姫様のように会釈をする。
「ライオネル=ハンマーです。なんだかさっきはうちのジュリーが、なにやら驚かせてしまったようですまないね。スタンちゃんが来ると、いつもあんな風にするんでスタンちゃんにも申し訳ないんだけどね」
 男性ことライオネルは、会釈した後でさきほどのジュリーの行動を姫様ともども咬たちにそう詫びた。
「いえ、少し驚きましたが平気です。元気があっていいじゃないですか」
 ライオネルへのフォローに、そうホワイトは多少ぎこちなく笑みを作りながら言った。
「そうかい? そう思ってくれるんならありがたいんだけど」
 少しばつが悪そうにライオネルは苦笑を返した。
「みんな。ぼくらと顔を突き合わせていては疲れるだろう? ちょうど食事の支度をしているところだ。食事ができるまで、うちの娘たちと遊んでやってくれないか?」
 ライオネルも気を利かせてこの場を仕切る。その言葉に答えるように、居間にジュリーともう一人、金髪のロングヘアに黒いドレスの少女が入ってきた。
「じゃ、そういうことで。スタンたちは預かるわよお父さん」
 ジュリーの楽しげな物言いに、話を聞いていたのかと肩をすくめつつ頷くライオネル。それを確認して、ジュリーは姫様たちを自室の方へ案内する。
 
 とりあえずジュリーの自室に案内された一堂。姫様以外が部屋に入ると同時に深い溜息をついた。
「お疲れ」
 そうジュリーからねぎらいの言葉をもらい、それぞれに礼を返す。
「にしても……」
 咬の声は、開口一番から笑いを含んでおり、その言葉が終わると同時に爆笑し始めた。
「ない! あれはない!」
 つられてホワイトも、抑えていた笑いを一気に吐き出した。
「ありえないってあれは!」
「ちゃんとああいう振る舞いできるんでんなぁ……」
 爆笑する二人とは別に、とても感慨深そうに言うオーディー。
「あんたらなぁ……、これでもあたしは姫。それなりの作法だって学んでんの、バカにしないでくれる?」
 二人と一体の反応に、思わず溜息混じりに言う姫様。普段の自身の行動からして、この反応であろうことは予想していたとはいえ、いざ現実となるとそれなりにはへこむものなのだった。
「なるほどねぇ。姫様ってぇのも大変なわけだ」
 姫様たちのやりとりを見て、ジュリーは何度も頷きながらそう感想を述べる。
「いや、普段スタンがフリーダムすぎるんだよ。お前を呼び出してからライオネルさんたちに会う前まで、あれがこいつの素だからな。……って、昔っから知ってるんだったなそっちの方が」
 説明してからそのことに気づき、苦笑する咬。
「まねぇ。ただ、ああいう淑女の振る舞いってぇの? そういうことやってるスタン、見たことなかったからさ。正直あたしもビックリしたんだ」
 オーディーよりもひょっとしたら、感慨深いかもしれないジュリーは、しかしあっさりと咬に答えた。
「たしかに、ジュリーの前じゃああいう振る舞いしたことないわ。そりゃ腕組みしてまで感心するわよねジュリーも」
 従妹のしぐさに姫様も、さきほどのジュリーと同じように数回頷きながらそう言う。
「ところで、その子は?」
 さっきから、ひとことも喋っていない少女の方に視線をやりながら、咬はジュリーに尋ねる。
「ん? あたしの妹。ほら、挨拶する」
 軽く肘でこづいて促すジュリー。そしてその子は、「シェリー=ハンマーです」と幼さの残る しかし儚げな声でひとことだけ発した。
「へぇ」
 周りを見渡してから、なにかを含んだ声色でそういう咬。
「ほぉ?」
 その視線の意味に気づいたのか、咬をまっすぐに見る姫様とホワイト。
「なんだよ?」
 視線の意味に気づかれたことに気づいたようで、二人の方を見る咬。心中ではなにか一撃飛んで来ると覚悟を決めている。
「わるかったなぁ! やかましくって!」
 二人同時に攻撃が来た。姫様が鉄建、ホワイトが蹴りである。
「ぐおっ!」
 姫様の拳はギリギリで受け止められたものの、ホワイトの攻撃は対応できずそれを受ける。そして。
「っあああ! すねいたい! じみにしみるっ!!」
 ホワイトの蹴りは、咬の脛に叩き込まれていたのだ。その証拠に、ホワイトは今咬の正面に仁王立ちしつつ一つ息をはいている。
「いや〜仲良いねぇ〜」
 そんな三人を、ジュリーもシェリーも楽しげに見ている。
「こんな日常だぜ。ったく、命がいくつあっても足りゃしねぇ……」
 やれやれと溜息をつく咬に、姫様は「あたしに生かされてることをありがたく思いなさいよビール」とおまけで軽い水平チョップを放った。
「へいへい。ありがとうございやすよ」
 今チョップを受けた右二の腕をさすりながら、そんな軽口を叩く咬であった。
雑談? ま、見てやるかな
波動をさけるため本を手放す
給料前でお金がない・・ 生命保険の切り替えはココ 給料前でお金がない・・

[PR] | RMT葬式 費用高崎浦安大井町新越谷中国SEO対策消費者金融車 買取テンプレート沖縄旅行免許合宿二輪引越しプレゼントゴルフ会員権留学レーシックマッサージFXアフィリエイトFXホームページ制作デイトレード海外現地情報ハワイ旅行タイバンコクハワイ レンタカーベスト ハワイ ホテル レーツバリ島Hawaii hotelsHawaii Activitiesbhhrハワイホテルテキスト広告
【運営会社「パラダイムシフト」サービス】 ハワイ現地オプショナルツアーリラックマ) - ビジネスクラス航空券 - 格安航空券(1) - 格安航空券(2) - 海外ホテル - 韓国旅行 - タイムシェア - ホテル 予約
無料ホームページ - 携帯ホームページ - 無料ホームページ作成 - レンタルサーバー - ブログ - ヴィラ - ハワイ コンドミニアム - バリ島 ホテル - プーケット ホテル - タイムセル - 口コミ - 格安国際電話 - ホノルルマラソン - サイトパトロール - 誹謗中傷 - 宿泊料金比較 - 口コミ