トルコ旅行記 2003年8月23日‐8月30日 その4
バスは早朝のイズミルの街を抜け、一路ベルガマへ。町に入る手前で止まったのは、土産物宝石店、トルコ石が良いそうである。ここも日本語を喋る販売員が大勢いるが、やや拙い若い娘が言うには、
「日本語はここでみんなから教えてもらっている。ドイツのシュツットガルトにいる友達のところに行ったことはあるけど、この近くの人間」だそうである。顔付きは東欧にも居そうなタイプで、「この店のオーナーは地元の人間か?」の問いにはノーコメント。
ベルガマの遺跡へは、裏山から頂上までバスの登れる道がある。いつ見てもここの急な斜面を利用した大劇場は特徴的。

ベルガマ ベルガマ

ベルガマ、右手奥にアスクレピオン ベルガマ

ベルガマ、祭壇跡 ベルガマ
山を下りてアスクレピオンへ。

アスクレピオンの地下通路 アスクレピオン

アスクレピオン、前方の山に神殿
現代のベルガマの町で昼食。結構垢抜けた町で、メインの通りの向こうには神殿の山が見える。

ベルガマレストラン ベルガマキオスク

ベルガマ市街、遠景に神殿の山 ベルガマ市街

ベルガマ市街 ベルガマ市街
エーゲ海沿いに北上する。途中、エドレミットの手前で小休止。ガイド君が数種のスパイスをオリーヴ油に混ぜ、パンのかけらに浸けて薦める。調合の途中でも試食したが、スパイスより生のオリーヴ油が格段に美味いのである。しかし、それ以上に印象的だったのは、この土地のパンである。塩を使わず、田舎風に焼いた具合はフィレンツェのパンと同じである。この売店で働く姉妹が、自分たちで食べるために持ってきているパンだからごく普通のものだろう。一応、いつもこのパンを食べているか尋ねると、「そうだ」、それがどうしたという雰囲気である。あわててガソリンスタンドに並んだ軽食堂のパンを調べるが、こちらはフランスのバゲット風で面白くない。
まあ、トロイも近い土地で、ローマ神話の古い部分にあるエトルリア(現在のトスカーナ)の伝承では、この辺りからイタリアに来たという話もあって、小アジアとトロイ落城、エトルリアとローマ創建、と繋がる構図があるわけだが、地元の姉妹にはそれがどうしたというパンの味である。
左手にレスボス島を見ながらトロイ遺跡に向かう。

トロイ、第VI(ホメロス)期市壁 トロイ各層

トロイ、第II(BC2500)期 トロイ、第IX(ローマ)期
遺跡は13年前に較べれば整備され、ベンツなどの財団が遺跡発掘資金を提供している様子。遺跡の研究や保存にはスポンサーが必要だが、トルコ人のガイド君を見ていると、シュリーマンの時代のように遺物を持ち去られる危惧を持たないわけではない。
松林の道を抜けて、ダーダネルス海峡の入口になるところのホテル。宵闇の迫るダーダネルスを望みながら夕食を摂ると、松の香りが漂う。ホテルの中庭には夾竹桃や各種のオリーヴの樹が植えられてもいる。

チャナッカレ夕暮れ チャナッカレ

チャナッカレ チャナッカレ
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