平成5年全国高校野球選手権:県南部予選





KINSEI SHU

挑め「夏」 つかめ栄光

照りつける真夏の太陽の下、たった一枚の"甲子園切符"を目指す球児たちの熱いドラマが始まる。

第75回全国高校野球選手権福岡大会は10日、県内十球場でプレーボール。昨年より三校少ない南部大会76校、北部大会58校の計134校が熱戦を繰り広げる。県大会は24日から、地区大会を勝ち抜いた南北各八校が平和台球場で激突、順調にいけば29日に晴の代表校が決まる。

ここ数年高野連関係者も「どこが残るか全く予想がつかない」と口をそろえる、"戦国時代"の福岡。昨年激戦をくぐり抜けた西短大付が全国制覇、九州に20年ぶりに深紅の優勝旗をもたらした。全国の強豪たちも福岡の代表校に注目している。

南部大会のシード校は東福岡、福大大濠、福岡商、南筑、沖学園、柳川、西短大付、久工大付の八校。打線がパワーアップした西短大付を筆頭に、抜群の投手力を誇るNHK旗優勝の福大大濠、春の九州大会出場の東福岡、春季福岡市長杯を制した福岡商がこれを追う。力をつけてきた南筑、ノーシードの福工大付も代表の座を虎視眈々と狙う。

北部大会では、九共大八幡西、小倉東、東筑紫学園、九国大付、小倉、飯塚、筑上中部、直方学園がシード校。春夏連続出場を狙う東筑紫学園には、選抜ベスト8の立て役者エース真木が健在だ。春の九州大会出場の八幡西、春季北九州市長杯優勝の小倉東、強力な打線を誇る九国大付の下馬評も高い。北筑、豊国学園などシード校が勝ち上がる可能性も十分の激戦区だ。

大会は初戦から、久工大付−福岡第一、小倉東−北九州など好カードが続き、目が離せない。どのチームも勝つチャンスはある。それを信じて、球児たちが"一球入魂"、全力でぶつかる。

あこがれの甲子園の土を踏む自分の雄姿を夢見て、厳しい練習に耐えてきた高校球児たち。その晴の舞台を、陰で練習を支え、選手と同じくらい真っ黒になったマネージャーが見つめる。それぞれの思いがひとつになり、勝利を目ざすときがきた。球児たちの夏がいよいよ10日、幕を開ける。

【修猷館の陣容】
部 長新谷  勉            
監 督衛藤 震治            
投 手江本 宏貴2 年補 欠前田 佳宏3 年
捕 手福田 恒心2 年補 欠高野 健太郎3 年
一 塁藤川  稔3 年補 欠徳永 将章2 年
二 塁野美山 健志3 年補 欠王丸 秀一2 年
三 塁織田 知博3 年補 欠野田 正和2 年
遊 撃力石 孝博B 年補 欠三坂 義雄2 年
左 翼鶴田 陽介2 年補 欠大塚 圭介2 年
中 堅福本 秀幸3 年補 欠池下  智2 年
右 翼吉村 紀彦3 年補 欠森部 真也2 年

1、2番が出塁しクリーンアップで返すのが得点パターンで、上位打線の集中打に期待がかかる。

投手陣では主戦江本のほか、二年生になって本格的に投手を始めた野美山も急成長。

全員野球で「まず一勝」を目指す。

成績 23勝26敗2分     打率 0.204




■第2回戦  対福岡第一戦:汐井球場(平成5年7月16日)

試合巧者の福岡第一は好機を確実に生かしながら着々加点。修猷館も福田の2点本塁打でいったんは追いついたが、8回裏、集中攻撃を浴び惜しくもコールド負け。

    
    南部大会 2回戦
      平成5年7月16日
      汐井球場
 
 
修 猷 館
 
     
 
福岡第一
 
   
[6] 1 江 本   2 0 0
H 藤 川   0 0 0
5 織 田   0 0 0
[8] 池 下   4 0 0
[3] 野 田   4 2 0
[2] 福 田   3 1 2
[5] 1 力 石   3 0 0
[1] 4 野美山   3 0 0
[7] 鶴 田   3 1 0
[9] 吉 村   2 0 0
H 前 田   1 0 0
9 福 本   0 0 0
[4] 徳 永   2 0 0
6 大 塚   1 1 0
  28 5 2
修 猷 0 0 0 2 0 0 0 0 2
  R 
第 一 1 1 0 0 4 1 0 2 9
修 猷 5 4 0 0 5 6 0
 
第 一 5 7 3 6 0 9 0
  修 猷 館 福岡第一
投 手 野美山 江本
力石
川村
捕 手 福田 桑野
 
本塁打 福田  広田
三塁打   梶原
二塁打 鶴田 大塚 加来 桑野
 
   
[8] 加 来   5 2 0
[2] 桑 野   5 1 0
[9] 谷 口   4 3 0
[3] 広 田   3 2 4
[6] 黒 野   3 1 1
[5] 梶 原   3 1 1
[1] 川 村   2 0 0
[4] 白 坂   2 1 1
[7] 瀬 野   1 0 0
H 7 尾 畑   2 0 0
  30 11 7
   
 


大型の横幕登場

修猷館の応援席には校名の由来となった「践修厥猷(せんしゅうけつゆう)」を大書きした横幕がお目見えし人目を引いた。野球部父母の会が、今大会に合わせて製作したもので長さ1b、幅1・7b。黒田長成・元館長の堂々とした書体が伝統校らしさを示し、応援席を引き立てていた。

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