〜覚せい剤を使用したときの症状(身体)〜

 心拍数・呼吸・血圧を上昇させ、瞳孔を散大させ、食欲を減退させる。
加えて乱用者は発汗・頭痛・かすみ目・めまい・不眠・不安などを経験。
非常に多い分量を使用すると心拍数が急激に高まったり、
拍動が不規則になったり、ふるえの発作や手足の筋肉の働きのアンバランスを生じたり、
さらには身体的虚脱状態に陥ることもある。

 覚せい剤の注射をすると、脳溢血・非常な高熱などのほか、ときとして心臓発作さえ誘発することがある。
アンフェタミン系の覚せい剤を長期にわたり多量を使用していると幻覚・妄想・パラノイア(偏執狂)などを含む
アンフェタミンに起因する精神異常(サイコシス)を生じることがある。



覚せい剤が身体に与える影響としては次のことがあげられる。

 <脳に対して>

覚せい剤は中枢神経に作用するため様々な意識障害や、幻覚・妄想・記憶力の低下などをを引き起こす。
その他にも痙攣を生じたり、脳溢血を起こす恐れもある。

脳溢血:
脳の小動脈が破れて、脳実質に出血が起こる病気。
破れた血管から血液の供給を受けている脳組織が破壊されるとともに、
流れ出た血のかたまり(血腫)によっても、まわりの脳組織が圧迫されて障害をおこす。

<肺に対して>
水に溶けない不純物を含んだ覚せい剤の静脈注射をするとそれが細い血管につまり肺機能障害を引き起こす。
また、長期間の乱用でも致命的な肺疾患を生じる。

肺疾患:
肺の主要な役割としては、細胞でガス交換を行う血圧の調整、血液の濾過などがある。
その肺が侵されると、肺炎や肺結核・肺気腫などを引き起こす。

<胃・肝臓に対して>
覚せい剤には食欲を抑制する作用がある。
従って乱用を重ねると食欲不振は拒食症へと進行し、食べ物を全く受け付けなくなったり、
体重が極端に減少し、物を飲み込むことさえ出来なくなったりする。
そのため、十分な栄養が得られないので免疫性も低下し、
細菌感染などが生じ易くなり、諸々の疾病も現れる。
この他にも、覚せい剤に混ざられている有毒な混和物に対する拒否反応として、
胃痛・吐き気や嘔吐を生じることがある。

拒食症:
拒食症が進行すると極度のやせが見られる。
また、食べ物を受け付けなくなるため、栄養失調となり、女性の場合は月経が止まることもあるらしい。

<腎臓に対して>
覚せい剤の一種「アイス」を長期間使い続けると致命的な腎機能不全が生じる。
「アイス」は非常に中毒性が高く、そのうえ、実に悲惨な副作用をもたらす。

腎機能不全:
腎臓には血液を濾過する働きがある。
そのため、腎臓が正常に機能しないと、腎不全などを引き起こす。
一度腎不全にかかると腎臓の働きが正常に戻ることはなく、
尿毒症などの様々な症状をも引き起こす。

<眼に対して>
覚せい剤は瞳孔を散大させ、乱用を続けるとかすみ目も生じる。

<心臓に対して>
心拍数・呼吸・血圧が上昇。
その結果、心不全・不整脈・胸痛などが起こり、ときには心臓発作を誘発する。

不整脈:
安静にしている時の成人の心臓は通常、1分間に60〜80回規則正しく拍動する。
この心臓の拍動が乱れ、脈の打ち方が乱れる状態が不整脈だ。
突然死の中には不整脈が原因である場合もある。

心不全:
血液を送り出すポンプとしての心臓の働きが低下し、
十分な血液を全身に送ることができなくなる状態が心不全だ。
突然息苦しくなったり、呼吸困難に陥ったりするため、突然死を招くことにもなる。

<生殖器官に対して>
精子や月経の異常、先天異常が生じる。

<その他>
覚せい剤の効果が切れたときに生じる極度の疲労感から、頭痛・動悸・目眩が起こる。
また、クスリにより覚醒されるので不眠になり、
自らを鎮静化させるためにバルビツレートと組み合わせて交互に使用する乱用者も居る。
注射針からの感染では、ウィルス性肝炎による肝機能障害や静脈炎・エイズがある。
その他にも、非常な高熱や口の渇き・ふるえの発作・筋肉のアンバランスなどがある。


肝炎:
肝臓には血液中に含まれる成分を代謝したり、排泄したり、
解毒したりして生命と健康を維持する働きがある。
その肝臓が炎症を起こすと全身がだるくなる、食欲がなくなり吐き気をもよおす、黄疸などがある。

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